午後3時のドルは153円前半へ小幅高、高市政権の政策見極め局面へ
2月13日、午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安の153円前半で推移している。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2026年 ロイター/Dado Ruvic)
Hiroko Hamada
[東京 13日 ロイター] - 午後3時のドルは、前日ニューヨーク市場終盤から小幅にドル高/円安の153円前半で推移している。高市早苗政権の具体的な政策を見極めたいとするムードや、今晩の米消費者物価指数(CPI)公表を控え、売り買いが交錯した。日銀の田村直樹審議委員の発言を受けてやや円買いが進む場面もあったが、発言内容に特段のサプライズはなく、円高圧力は限定的だった。
ドルは朝方から152円後半でもみ合う展開となっていたが、仲値公示を過ぎてから153円前半に上昇した。ただ、勢いは続かず売り買いが交錯する展開となった。
日銀の田村審議委員は13日、基調的な物価上昇率について、日銀が目標とする2%に足元でおおむね達しており、物価目標と整合的な賃上げが行われることが高い確度で確認できれば「この春にも、物価安定目標が実現されたと判断できる可能性が十分にある」と述べた。
田村委員の発言を受けてドルは一時、152円後半まで下落したが、その後は153円前半でもみ合いとなった。市場では「田村氏はタカ派の印象があるが、きょうの発言は想定内のもので驚きはなく、反応も限られたようだ」(T&Dアセットマネジメントのチーフ・ストラテジスト兼ファンドマネージャー、浪岡宏氏)との声が聞かれた。
浪岡氏は足元のドル/円相場について、衆院選で自民党が勝利して円安に振れると見込んでいた投資家の、ポジションをクローズする動きが出たと指摘。直近はポジション調整が一服したとみられるが、円ショートの巻き戻しは依然続く可能性もあり、テクニカル面では200日移動平均線が位置する150円半ば付近を割れるかが焦点になりそうだという。
一方、今後の高市政権の具体的な政策を見極めたいとするムードもある。特に積極財政については「どの程度(積極的)なのか、市場の関心が非常に高い」(外資系証券幹部)との声が聞かれる。これまでに為替や金利に関する高市氏の発言から姿勢が垣間見える場面はあったものの、実際の方向性を市場が判断するのは組閣などを見極めてからとの見方が出ている。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 153.29/153.30 1.1858/1.1862 181.79/181.80
午前9時現在 152.78/152.79 1.1869/1.1871 181.34/181.35
NY午後5時 152.72/152.75 1.1869/1.1872 181.29/181.34





