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大和証G、インド資産運用会社に約50億円出資 成長市場取り込み

2025年12月04日(木)09時46分

[東京 4日 ロイター] - 大和証券グループ本社は4日、インドで超富裕層向けのウェルスマネジメント事業を手がけるアンビット・ウェルスに約28.6億ルピー(約50億円)を出資すると発表した。出資後は同社に取締役1人を派遣し、持分法適用関連会社とする予定で、インドで拡大が見込まれる富裕層資産運用市場の成長を取り込む。

アンビット・ウェルスは、大和証Gが資本業務提携する大手金融アンビット・グループ傘下で2007年に設立された。ムンバイに本社を置き、ファミリーオフィスや超富裕層顧客に対して未上場株への投資機会や自社運用戦略、インフラ商品の提供などを通じて独自のビジネスモデルを展開している。運用資産残高(AUM)は約100億ドル弱。

大和証Gは昨年、ノンバンク事業を展開するアンビット・フィンベストにも出資しており、今回の出資で関係を一段と強める。

荻野明彦社長は「インドは海外戦略の中でも最も成長性の高い重要国の一つ。ウェルスマネジメント事業への出資で、アンビット・グループとの連携を深め、インドビジネスの強化・拡大を図る」とコメントした。

ロイター
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