ＳＨＥＩＮの仏5実店舗オープン延期、パリ店の評価受け戦略調整

　１１月１７日　フランスで百貨店を所有するソシエテ・デ・グラン・マガザン（ＳＧＭ）は１４日、国内で新たに５店オープンする中国発の衣料品ネット通販「ＳＨＥＩＮ（シーイン）」の実店舗について、開店を延期すると明らかにした。写真は１１月５日、パリで撮影（２０２５年　ロイター／Sarah Meyssonnier）

[１４日 ロイター] - フランスで百貨店を所有するソシエテ・デ・グラン・マガザン（ＳＧＭ）は１４日、国内で新たに５店オープンする中国発の衣料品ネット通販「ＳＨＥＩＮ（シーイン）」の実店舗について、開店を延期すると明らかにした。パリ店の価格が高過ぎると一部の買い物客が感じたことを受け戦略を調整する。

ＳＧＭ所有の百貨店「ＢＨＶ」でこのほどオープンしたパリ店は多くの来店者を引き付ける一方、オンラインで見慣れた価格よりも高いことに驚いた人もいた。

ＳＧＭの広報担当者はロイターに対し「オープンを数日遅らせ、品ぞろえを改善し、スペースを拡大し、低価格品を提供したい」と語った。

これまでは、今後数週間のうちに地方の百貨店にＳＨＥＩＮ実店舗をオープンすると発表。月内にディジョン、ランス、グルノーブルに、１２月初旬にはアンジェとリモージュにオープンするとしていた。いつに変更されるのかはまだ決まっていないという。