英中銀の12月利下げを予想、主要金融機関 利下げなしから転換

2025年11月6日、ロンドンのイングランド銀本部で撮影。REUTERS/Maja Smiejkowska

[７日 ロイター] - モルガン・スタンレー、シティグループ、ＵＢＳグローバル・リサーチは７日、イングランド銀行（英中央銀行）が１２月に利下げするとの見通しを示した。

イングランド銀は前日の政策決定会合で金利を据え置いたが、政策委員の５対４による決定だった。

６日の中銀決定後、ゴールドマン・サックスが最初に同様の予想を示した。４社ともこれまでは１２月の利下げはないとしていた。

シティグループのアナリストは「明確なのは次回の決定は総裁が行うということだ。今のところ総裁は１２月利下げを支持する可能性があるとみている」と指摘した。

１２月の利下げ後について、シティと野村は次の利下げ時期を４月と予想、モルガン・スタンレーは２月とみている。

ＵＢＳは２月と４月の両会合での利下げを予想、バークレイズは今後の利下げ予想を見直している。

ＬＳＥＧのデータによると、市場で織り込む１２月の０．２５％ポイント利下げ確率は６０％程度となっている。