ニュース速報
ビジネス

世界ハイテク株軒並み高、アップル・半導体株が主導 関税巡る懸念後退

2025年08月07日(木)23時54分

7日の株式市場では、ハイテク株が世界的に急伸。2019年9月、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

[ 7日 ロイター] - 7日の株式市場では、ハイテク株が世界的に急伸。半導体大手がトランプ米大統領が警告する100%の関税を回避できる見通しとなったことで、安心感が広がった。    トランプ大統領は6日、米国に輸入される半導体に約100%の関税を課すと表明。ただ、輸入される全ての半導体に適用されるとしつつも、米国内での生産を約束した企業には適用されないとした。    米株式市場午前の取引で、アップルは2%超上昇。トランプ大統領は6日、アップルが米国内の生産拡大に向け1000億ドルを追加投資すると発表。iPhoneへの関税回避につながる可能性がある。    半導体製造装置大手アプライド・マテリアルズ、半導体大手のテキサス・インスツルメンツやブロードコム、半導体受託生産大手のグローバルファウンドリーズは軒並み1.3─5.5%上昇した。    アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)も3.1%高、エヌビディアも1.4%高。    一方、インテルは1.4%安。トランプ大統領がインテルのタン最高経営責任者(CEO)の辞任を求めたことが嫌気された。    欧州市場では、オランダの半導体製造装置のASMLとASMインターナショナルがともに3%超高、BEセミコンダクターが4.7%高、独インフィニオンが0.9%高。    アジア市場でも、半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が約5%上昇し、最高値を付けたほか、サムスン電子は2.5%、SKハイニックスは1.4%それぞれ上昇した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、メキシコに5%追加関税警告 水問題巡り

ワールド

トランプ氏、オバマケア巡り保険会社批判 個人への直

ビジネス

英金融当局、リテール投資家の証券投資促進に向けた改

ビジネス

英インフレ率、近いうちに目標回帰へ=テイラー中銀金
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
特集:ジョン・レノン暗殺の真実
2025年12月16日号(12/ 9発売)

45年前、「20世紀のアイコン」に銃弾を浴びせた男が日本人ジャーナリストに刑務所で語った動機とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...かつて偶然、撮影されていた「緊張の瞬間」
  • 4
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 5
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 6
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 7
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 8
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 9
    死刑は「やむを得ない」と言う人は、おそらく本当の…
  • 10
    米、ウクライナ支援から「撤退の可能性」──トランプ…
  • 1
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 2
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価に与える影響と、サンリオ自社株買いの狙い
  • 3
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だから日本では解決が遠い
  • 4
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 5
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
  • 6
    ホテルの部屋に残っていた「嫌すぎる行為」の証拠...…
  • 7
    キャサリン妃を睨む「嫉妬の目」の主はメーガン妃...…
  • 8
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%…
  • 9
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 10
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 4
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 7
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 8
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中