ニュース速報
ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、ユーロ安が支援

2023年12月01日(金)06時05分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。ユーロ圏の軟調なインフレ統計を受けてユーロ安が進んだことがドル高を支援した。2016年3月撮影(2023年 ロイター/David Gray/Illustration/File Photo)

[ニューヨーク 30日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが上昇した。ユーロ圏の軟調なインフレ統計を受けてユーロ安が進んだことがドル高を支援した。一方、米経済の減速を示すデータが発表されたが、反応は限定的だった。

ドル指数は0.5%上昇の103.38と、1カ月超ぶりの大幅な上昇となった。月間では3%安と、ここ1年で最悪の月次パフォーマンスとなる勢い。

一部のアナリストは、11月は来年の利下げを見越した急激なドル売りが観測されたため、投資家はポジションを整理しており、ドルは月末の需要から恩恵を受けた可能性があると指摘した。

一方、11月は株価が急伸したことから、月末のドル売りを予想する声もあった。アナリストによれば、一部の米銀大手ではドル売りシグナルが出ていたという。

UBSのFXストラテジスト、バシリ・セレブリアコフ氏は「米国株の急騰ぶりを見て、月末のドル売りを予想していた」と指摘。「ただ、月末より前に売りが出た可能性もある。そのため、月末のドル売りは弱まるかもしれない」とした。

30日に発表された個人消費支出(PCE)価格指数の伸び鈍化や新規失業保険申請件数の増加を受けてもドルは上昇を維持した。

10月のPCE価格指数は前月比横ばい。9月は0.4%上昇していた。前年同月比では3.0%上昇と21年3月以来の低水準。9月は3.4%上昇だった。

一方、米労働省が30日発表した11月25日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は7000件増の21万8000件だった。市場予想は22万6000件だった。

他の通貨ではユーロが下落。欧州連合(EU)統計局が30日発表した11月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)上昇率(速報値)は前年比2.4%と、10月の2.9%から低下した。

ユーロ/ドルは0.7%安の1.0897ドル。月間では3%高と2022年11月以降で最大の上昇率を記録する見通し。

ドル/円は0.6%高の148.12円。11月は2.4%安と昨年12月以来の月間下落幅を記録した。  

ドル/円 NY午後3時 148.21/148.22

始値 147.70

高値 148.51

安値 147.24

ユーロ/ドル NY午後3時 1.0888/1.0892

始値 1.0914

高値 1.0948

安値 1.0883

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米政権が刑事訴追警告とパウエル氏、利下げ圧力強化の

ワールド

米、重要鉱物の中国依存巡り迅速な対策要請へ G7な

ワールド

イラン抗議デモで死者500人超、トランプ氏「強力な

ワールド

トランプ氏、ベネズエラ石油収入の差し押さえ阻止へ大
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画をネット民冷笑...「本当に痛々しい」
  • 4
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 9
    飛行機内で「マナー最悪」の乗客を撮影...SNS投稿が…
  • 10
    決死の嘘が救ったクリムトの肖像画 ──ナチスの迫害を…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 5
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 6
    次々に船に降り立つ兵士たち...米南方軍が「影の船団…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 9
    【クイズ】アメリカを貿易赤字にしている国...1位は…
  • 10
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 4
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 5
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 6
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 7
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 8
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中