ニュース速報

ビジネス

消費増税予定通り、憲法改正は参院選の争点にならず=公明幹事長

2016年01月19日(火)19時01分

1月19日、公明党の井上義久幹事長は、10%への消費増税は予定通り2017年4月に実施すべきとの見解を示した(2016年 ロイター/TORU HANAI)

[東京 19日 ロイター] - 公明党の井上義久幹事長は19日、ロイターのインタビューの中で、10%への消費増税は予定通り2017年4月に実施すべきとの見解を示した。また、憲法の個別の条文改正が今年夏の参院選の争点になるとは思っていないと語った。

井上幹事長は、最近の株安が消費増税の判断に影響を及ぼす可能性に関連し「経済のファンダメンタルズは変わっていないと思っている」と指摘。そのうえで消費税については「引き上げた消費税は全て社会保障に使うことで今日まで進んでいるので、基本的に予定通り実施すべきと思う」と語った。

ただ、「かつてのリーマン・ショックのようなことが生じれば別だろう」とも述べ、世界的に大きなショックが発生した場合は別の対応があり得るとの見解を示した。

また、憲法改正が参院選のテーマに浮上するかどうかについて「憲法改正の発議は国会であり、国会における議論はスタートしているので、国会での議論を通じてどう国民的コンセンサスを作っていけるかということだと思う。次の参院選で憲法改正の具体的項目が争点になるというふうには思っていない」と語った。

さらに参院選の目標では、改選9議席に対し、13議席以上を目指すと強気の姿勢を示した。

(竹中清 編集:田巻一彦)

ロイター
Copyright (C) 2016 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

アラスカLNG開発、50社が1150億ドル相当の契

ワールド

中国国家主席は非常にタフ、ディールは極めて困難=ト

ビジネス

午後3時のドルは144円前後で売買交錯、トランプ氏

ビジネス

米ブラックロック、テキサス州の「ボイコット」リスト
MAGAZINE
特集:韓国新大統領
特集:韓国新大統領
2025年6月10日号(6/ 3発売)

出直し大統領選を制する李在明。「政策なきポピュリスト」の多難な前途

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシストの特徴...その見分け方とは?
  • 4
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 5
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 6
    韓国大統領選挙、最終投票率79.4% 一部では二重投票…
  • 7
    女性が愛馬に「後輩ペット」を紹介...亀を見た馬の「…
  • 8
    「不思議な発疹」の写真に、ネットで議論沸騰...医師…
  • 9
    【クイズ】医薬品や放射線シールドとして使われる「…
  • 10
    「過去最高の税収増」の皮肉...トランプ関税が米雇用…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 3
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「MiG-29戦闘機」の空爆が、ロシア国内「重要施設」を吹き飛ばす瞬間
  • 4
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 5
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
  • 6
    3分ほどで死刑囚の胸が激しく上下し始め...日本人が…
  • 7
    今や全国の私大の6割が定員割れに......「大学倒産」…
  • 8
    「ウクライナにもっと武器を」――「正気を失った」プ…
  • 9
    ウクライナが「真珠湾攻撃」決行!ロシア国内に運び…
  • 10
    「ディズニーパーク内に住みたい」の夢が叶う?...「…
  • 1
    【定年後の仕事】65歳以上の平均年収ランキング、ワースト2位は清掃員、ではワースト1位は?
  • 2
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 3
    日本はもう「ゼロパンダ」でいいんじゃない? 和歌山、上野...中国返還のその先
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊…
  • 6
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 7
    ドローン百機を一度に発射できる中国の世界初「ドロ…
  • 8
    あなたも当てはまる? 顔に表れるサイコパス・ナルシ…
  • 9
    【クイズ】EVの電池にも使われる「コバルト」...世界…
  • 10
    ペットの居場所に服を置いたら「黄色い点々」がびっ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中