最新記事
健康

アメリカで注目高まるダイエット・コークの「変貌」

Not Just for the Taste of It

2025年5月8日(木)17時20分
キャサリン・ファン(本誌記者)
エット・コークが生まれてから、そのイメージは大きく変化した

ダイエット・コークが生まれてから、そのイメージは大きく変化した RICHARD HAMILTON SMITH/GETTY IMAGES

<1日12本ものダイエット・コークを飲むトランプのおかげで、ダイエット・コークが再び注目されている>

カロリーゼロのダイエット・コークは、アメリカ文化そのものと言っても過言ではないブランドだ。コカ・コーラの味がするだけでカフェイン46ミリグラム以外にこれといった成分は含まれていないが、スーパーモデルから実業家、現職の大統領まで、アメリカの著名人たちに愛されている。

1期目のドナルド・トランプ大統領をめぐる報道の中でも特に世間の注目を集めたのが、大統領執務室に設置された赤いボタンの話だった。これはダイエット・コークを持ってこいとスタッフに指示するためのボタンで、今年1月、トランプにとっては2度目となる大統領就任式の日に、再び大統領執務室に設置された。トランプはダイエット・コークを1日に12本飲んでいるといわれる。


政権内にはほかにもダイエット・コークのファンがいる。トランプの盟友で富豪のイーロン・マスクもその1人だ。だがかつてのダイエット・コークに、強そうな男が飲むドリンクというイメージはなかった。1982年の発売以来、広告のターゲットとなったのは主に女性だった。

オフィスで働く女性たちが窓辺に集まり外を見る。その視線の先には、キリッと冷えたダイエット・コークを飲むかっこいい建設作業員の男性が──そんなCMが話題となったのは95年のことだ。

Diet Coke ad - “Diet Coke Break” - ’95

建築
顧客の経営課題に寄り添う──「経営のプロ」の視点を持つ「異色」の建築設計事務所
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア軍、ウクライナ東部でリチウム鉱床近くの集落を

ビジネス

米国株式市場・午前=S&P・ナスダック過去最高値に

ビジネス

「影の」FRB議長、金融政策決定に影響与えず=シカ

ワールド

NATO防衛費増額、ロシア安保に大きな影響なし=ラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    イランを奇襲した米B2ステルス機の謎...搭乗した専門家が語る戦略爆撃機の「内側」と「実力」
  • 2
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉仕する」ポーズ...アルバム写真に「女性蔑視」批判
  • 3
    韓国が「養子輸出大国だった」という不都合すぎる事実...ただの迷子ですら勝手に海外の養子に
  • 4
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 5
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝…
  • 8
    伊藤博文を暗殺した安重根が主人公の『ハルビン』は…
  • 9
    単なる「スシ・ビール」を超えた...「賛否分かれる」…
  • 10
    人口世界一のインドに迫る少子高齢化の波、学校閉鎖…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 5
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 8
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 9
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 10
    イランとイスラエルの戦争、米国より中国の「ダメー…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 6
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中