最新記事
権力闘争

マルコス・ドゥテルテ劇場「家族間抗争の新章へ」無節操な同盟を組むフィリピン政界の2世セレブたち...

2025年4月28日(月)17時58分
モン・パラティーノ
マルコス・ドゥテルテ劇場「家族間抗争の新章へ」無節操な同盟を組むフィリピン政界の2世セレブたち...

マルコス大統領(写真)が姉の寝返りでピンチ JOEL CARRETTーAAP IMAGEーREUTERS

<マルコス大統領の姉アイミー・マルコス上院議員が大統領と対立するサラ・ドゥテルテ副大統領と手を組んだ>

フィリピン政界の混乱は家族間抗争の新章へ──。マルコス大統領とサラ・ドゥテルテ副大統領が対立するなか、大統領の姉アイミー・マルコス上院議員が、サラと手を組んで政権批判に乗り出した。

5月中旬の中間選挙で再選を目指すアイミーは、既に与党連合からの離脱を表明。人道に対する罪の疑いで逮捕されたロドリゴ・ドゥテルテ前大統領を、国際刑事裁判所に引き渡した政府の決断に抗議してのことだ。その後に発表した選挙CMでは、アイミーとサラが肩を並べて、現政権下の国内状況を批判している。


姉の支援が頼りのマルコスにとっては手痛い政治的損失だ。一方、マルコス家の代表格による容赦ない政権攻撃は、ドゥテルテ陣営の利益になる。

問題の選挙CMは、政権に不満を抱く層の共感を得ている。だが2人のタッグは、嘆かわしい現状の反映だ。家族を裏切り、敵と無節操な同盟を組むフィリピン政界の「2世セレブ」たちは、世界の中心は自分だと思っている。

From thediplomat.com

ニューズウィーク日本版 習近平独裁の未来
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年2月17号(2月10日発売)は「習近平独裁の未来」特集。軍ナンバー2の粛清劇は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」強化の始まりか

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:戦闘で労働力不足悪化のロシア、インドに照

ワールド

アングル:フロリダよりパリのディズニーへ、カナダ人

ビジネス

NY外為市場=ドル横ばい、米CPI受け 円は週間で

ビジネス

米国株式市場=3指数が週間で下落、AI巡る懸念継続
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:習近平独裁の未来
特集:習近平独裁の未来
2026年2月17日号(2/10発売)

軍ナンバー2の粛清は強権体制の揺らぎか、「スマート独裁」の強化の始まりか

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発される中国のスパイ、今度はギリシャで御用
  • 4
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 5
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 6
    川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に─…
  • 7
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 8
    「ドルも弱い」なのになぜ、円安が進む? 「ドル以外…
  • 9
    毛沢東への回帰? それとも進化? 終身支配へ突き…
  • 10
    「賢明な権威主義」は自由主義に勝る? 自由がない…
  • 1
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 2
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 3
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた実験室」に...抗生物質の「不都合」な真実とは
  • 4
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 5
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 6
    がんの約4割は、日々の取り組みで「予防可能」...予…
  • 7
    ビジネスクラスの乗客が「あり得ないマナー違反」...…
  • 8
    がんは何を食べて生き延びるのか?...「ブドウ糖」の…
  • 9
    台湾発言、総選挙...高市首相は「イキリ」の連続で日…
  • 10
    50歳には「まったく見えない」...信じられないレベル…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中