最新記事
ウクライナ戦争

「この馬たち、遅すぎ!」装備不足のロシア軍の移動手段は「まさかの馬」?...不満げなロシア兵の映像をウクライナ高官が公開

Russia Appears To Deploy Troops on Horseback in Ukraine

2025年2月14日(金)16時53分
イザベル・バンブルーゲン
笑う馬

(写真はイメージです)Alyson W. Kast-shutterstock

<装備不足もここまで深刻か──ウクライナ・ドネツク州で撮影された馬にまたがるロシア兵の動画がSNSで拡散、話題になっている>

ウラジーミル・プーチン大統領率いるロシアは、旧ソ連時代の軍装備をほぼ使い果たし、騎馬隊の配備に乗り出した様子だと伝えられている。

【動画】「この馬たち、遅すぎ!」装備不足のロシア軍の移動手段は「まさかの馬」?...不満げなロシア兵の映像をウクライナ高官が公開

本誌はロシア政府に電子メールでコメントを求めている。

ロシア軍が戦争に馬を使っているという報道は、2022年に始まったウクライナへの全面侵攻で装備不足に見舞われたプーチン大統領が、極端な措置に出たことをうかがわせる。

独立系ニュースメディア「ザ・インサイダー(The Insider)」は2月上旬、ロシア軍の装備がこの戦争のために80年ぶりの枯渇状態に陥っていると伝えた。

ロシア語のテレグラムチャンネルには、馬にまたがったロシア兵と思われる映像が出回った。本誌はまだ詳細について確認できていない。

ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ元顧問がX(旧Twitter)で共有した映像では、ロシア兵が仲間に「君はおとなしい馬にあたったな。従順なやつだ」「君はいい乗り手だ」と声をかけていた。

相手の兵士は「この馬たち、遅すぎ!」とぼやいている。

報道によると、映像が撮影されたのは激しい戦闘が続くウクライナのドネツク州。ロシアはドネツク州とルハンスク州を合わせたドンバス地方全域の制圧を狙っている。

企業経営
ビジネスの成功だけでなく、他者への支援を...パートナーコ創設者が見出した「真の成功」の法則
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

インドGDP、7─9月期は前年同期比8.2%増 予

ワールド

今年の台湾GDP、15年ぶりの高成長に AI需要急

ビジネス

伊第3四半期GDP改定値、0.1%増に上方修正 輸

ビジネス

独失業者数、11月は前月比1000人増 予想下回る
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 3
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    「攻めの一着すぎ?」 国歌パフォーマンスの「強めコ…
  • 8
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 9
    がん患者の歯のX線画像に映った「真っ黒な空洞」...…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 5
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 6
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 7
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベー…
  • 10
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 9
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 10
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」は…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中