最新記事
事件

米FBI、機密文書漏えいめぐり21歳の空軍州兵を逮捕

2023年4月14日(金)08時55分
ロイター
重装備した捜査官らに拘束されるジャック・テシェイラ容疑者

重装備した捜査官らに拘束されるジャック・テシェイラ容疑者 The Telegraph / YouTube

米連邦捜査局(FBI)は13日、米軍の機密文書流出問題に絡み、空軍州兵のジャック・テシェイラ容疑者(21)を逮捕したと発表した。

ガーランド司法長官は、FBIが「国防機密情報の不正な持ち出し、保持、送信の疑いに関する捜査に関連して」逮捕したと指摘。「FBI捜査官はきょうの午後早く、問題なくテシェイラ容疑者の身柄を拘束した」とした上で「この捜査は継続中だ」と述べた。

FBIは「先週終盤から積極的に捜査の手がかりを追っていた」とし、「マサチューセッツ州ノース・ダイトンにある住宅で認可された法執行活動」を行っているとした。

複数のメディアは、Tシャツと短パン姿の若者が短く刈った頭を垂れて、重装備した捜査官らに付き添われて待機した車に向かっている映像を放映した。

司法省は、容疑者がどのような罪に問われるかについて明確にしていないものの、刑事責任を問われる可能性が高いとみられる。元司法省検察当局者は、たとえ容疑者に大きな損害を引き起こす意図がなかったとしても、最高10年の禁錮刑が下される可能性があるという見方を示した。

米国防総省のライダー報道官は13日、米軍の機密文書の漏洩は「意図的な犯罪行為」と述べた。

ボストン検察の報道官によると、テシェイラ容疑者は14日に出廷する予定という。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2023トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

編集部よりお知らせ
ニューズウィーク日本版「SDGsアワード2025」
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

情報BOX:パウエル米FRB議長の会見要旨

ビジネス

FRB、5会合連続で金利据え置き 副議長ら2人が利

ワールド

銅に50%関税、トランプ氏が署名 8月1日発効

ワールド

トランプ氏、ブラジルに40%追加関税 合計50%に
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 3
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い」国はどこ?
  • 4
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 5
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 6
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 7
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 8
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 9
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 10
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中