<仮にロシアがこれを入手した場合、ウクライナの戦局に影響を及ぼす可能性も>
あらゆるミサイル防衛を突破できる極超音速弾道ミサイルの開発に成功した──11月10日、イラン革命防衛隊航空宇宙部隊のアミール・アリ・ハジザデ司令官はそう表明し、これを迎撃するシステムの開発には数十年かかるだろうと語った。
核弾頭も搭載可能なこのミサイルは、大気圏の内外を音速の5倍以上で飛行し、敵のミサイル防衛システムも標的にできる。軌道が複雑で、迎撃は極めて難しいとされる。
「アメリカが開発に苦戦するなか、突如としてイランが第1号を開発した」と、英ロンドン大学キングズ・カレッジのマリーナ・ミロン特別研究員は言う。「中東だけでなく世界全体のパワーバランスにとって重大な意味がある」
イランは11月初めに、自国製の自爆型無人機(ドローン)をロシアに供与していたことを認めたばかりだ。仮にロシアがイラン製の極超音速弾道ミサイルを安価で入手できれば、ウクライナ戦争の行方にも影響を及ぼしかねない。
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