<長年にわたって在外米大使館員らを苦しめてきた「ハバナ症候群」は、やはり実在する。電磁波による「刺激」である可能性が高いとの結論>
外国駐在の米外交官らを悩ませてきた謎の症状「ハバナ症候群」について、米情報機関の専門家委員会は2月2日、「本物であり否定できない」と結論付けた。一方で「背後に何者かが存在するか」については踏み込まなかった。
2016年からキューバの首都ハバナ駐在の外交官らが訴えてきた耳鳴りなどの症状については、ロシアなど敵対国の攻撃が疑われていた。だがCIAは1月、外国勢力によるものではないと発表した。
今回の報告書では、めまいや耳の痛みなどをこの症候群の「中核的特徴」と定義して注目。環境的・医学的要因では説明がつかず、「外部からの刺激」が原因とした。さらに、無線周波数帯域の電磁波なら説明がつくとし、隠して設置した機器と少量の電力を用いれば可能だが、断定するには「調査不足」とした。
また、超音波でも同様の症状が起こせるが、近距離の攻撃でなければ不可能だと指摘。報告書は「電離放射線や化学剤、生物剤」も除外した。
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