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コロナ禍の2020年アメリカで自殺減少、その理由とは?

2021年4月15日(木)18時30分
松丸さとみ

こうした調査結果から、心理学専門誌サイコロジー・トゥデイは、2020年の自殺者は減ったかもしれないが、自殺を考えた人はむしろ増えたと指摘。しかし実際に自殺に至らなかった理由として考えられるのは、似たような境遇にいる人たちが団結して助け合ったことだと分析している。

AFSPの最高医務責任者、クリスティーン・ムーティエ博士も同じ考えだ。同博士はAP通信に対し、災害や戦争などの苦境の置かれた人たちはその初期段階において、一致団結して支え合うフェーズがあると説明。新型コロナのパンデミック初期にも、これがみられたと述べた。

サイコロジー・トゥデイはさらに、別の要因も可能性として挙げている。新型コロナでの自主隔離により人との距離ができてしまった人がいた一方で、中には家族やパートナー、ルームメイトなどとの心理的な距離が縮まった人もいたことだ。また、2020年の政局(大統領選があった年でもある)や、ブラック・ライブズ・マター(BLM)運動などで、人々が一つの目標に向かって団結したことも、自殺が減った要因になったのではないかとしている。

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