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コロナ変異種コロラド州で米国内初のコロナ変異種確認 バイデンはワクチン供給加速表明
米コロラド州のポリス知事は、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種に感染した例を同州で確認したと明らかにした。米国でこの変異種が確認されるのは、明らかになっている限りでは初めて。写真は11月24日、同州デンバーの空港で撮影(2020年 ロイター/Kevin Mohatt)
米コロラド州のポリス知事は29日、感染力の高い新型コロナウイルスの変異種に感染した例を同州で確認したと明らかにした。米国でこの変異種が確認されるのは、明らかになっている限りでは初めて。
ポリス知事はツイッターに「英国で確認されたのと同じ変異種『B117』のコロラド州1例目を本日確認した」と投稿した。
一方、バイデン次期大統領はこの日、現在のワクチン供給ペースでは、国民の大半の接種が終わるのに数年かかるとの懸念を示した。
トランプ大統領は年内に2000万人の接種を目指しているが、実際は200万人程度に留まっていると指摘。今のペースだと、全国民の接種には、数カ月ではなく数年かかると語った。
バイデン氏は、来年1月の政権発足から100日以内に1億回の接種を目指すが、目標達成には1日当たりの接種を100万回に引き上げるほか、議会が追加の資金を承認する必要があると指摘した。
さらに、国家安全保障などの理由で生産を優先すべき材料や製品を企業に指示できる「米国防生産法」に基づく大統領権限を使い、ワクチン生産に必要な材料の生産を加速させる考えを示した。
トランプ氏も新型コロナ感染拡大への対応でこの法律を活用している。
ハリス次期米副大統領はこの日、新型コロナワクチンの接種を受けた。ハリス氏が受けたのはモデルナ製ワクチンで、アフリカ系住民が多いワシントン南東部の医療機関で接種を受け、その様子がテレビ中継された。
バイデン陣営は、新型コロナの打撃が特に深刻な非白人系コミュニティーにワクチンを供給することが重要だと訴えている。
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