最新記事

2020米大統領選

トランプ「大統領選、結果判明に数カ月要す恐れ 郵便投票で混乱」

2020年9月27日(日)11時20分

トランプ米大統領(右)は9月25日、郵便投票の影響で11月の大統領選の結果判明には何カ月もかかる可能性があるとの見方を示し、この投票方法を改めて批判した。バージニア州で撮影(2020年 ロイター/Tom Brenner)

トランプ米大統領は25日、郵便投票の影響で11月の大統領選の結果判明には何カ月もかかる可能性があるとの見方を示し、この投票方法を改めて批判した。

専門家は今回の選挙について、11月3日の投票日以降に届く郵便投票を集計する必要があるため、結果判明に数日かかる可能性があると指摘している。

トランプ氏はバージニア州で開いた選挙集会で「結果は数カ月にわたって判明しないかもしれない。混乱した状況だからだ」と発言。「(投票)当日の夜に結果が分かる可能性はとても低い。後から届いた票も有効になったからだ」と述べた。

裁判所による今月の一連の判断により、ミシガン、ペンシルベニア、ウィスコンシン、ノースカロライナの各激戦州などでは、投票日までに発送された郵便投票であれば投票日以降に到着しても集計に入れることが認められた。

トランプ氏は、大統領選で野党民主党候補のバイデン前副大統領に敗北した場合、平和的な政権交代にコミットするかどうかについて明言を避けている。また、今年の大統領選は連邦最高裁判所で決着するとの見方を示している。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・米中新冷戦でアメリカに勝ち目はない
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・コロナ感染大国アメリカでマスクなしの密着パーティー、警察も手出しできず
・中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......?


ニューズウィーク日本版 世界が尊敬する日本のCEO
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年7月1日号(6月24日発売)は「世界が尊敬する日本のCEO」特集。不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者……その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米自動車業界団体が道路交通安全局を批判、大幅な改革

ワールド

中国の途上国融資、担保慣行が借り手の財政管理能力を

ワールド

トランプ氏は校庭でのけんかに介入する「パパ」=NA

ワールド

プーチン氏、BRICS会議にオンライン参加へ IC
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本のCEO
特集:世界が尊敬する日本のCEO
2025年7月 1日号(6/24発売)

不屈のIT投資家、観光ニッポンの牽引役、アパレルの覇者......その哲学と発想と行動力で輝く日本の経営者たち

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係・仕事で後悔しないために
  • 3
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々と撤退へ
  • 4
    人口世界一のインドに迫る少子高齢化の波、学校閉鎖…
  • 5
    【クイズ】北大で国内初確認か...世界で最も危険な植…
  • 6
    サブリナ・カーペンター、扇情的な衣装で「男性に奉…
  • 7
    「子どもが花嫁にされそうに...」ディズニーランド・…
  • 8
    都議選千代田区選挙区を制した「ユーチューバー」佐…
  • 9
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 10
    細道しか歩かない...10歳ダックスの「こだわり散歩」…
  • 1
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 2
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測不能な大型動物」に近づく幼児連れ 「ショッキング」と映像が話題に
  • 3
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の「緊迫映像」
  • 4
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 5
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
  • 6
    「小麦はもう利益を生まない」アメリカで農家が次々…
  • 7
    飛行機内で「最悪の行為」をしている女性客...「あり…
  • 8
    「うちの赤ちゃんは一人じゃない」母親がカメラ越し…
  • 9
    定年後に「やらなくていいこと」5選──お金・人間関係…
  • 10
    「アメリカにディズニー旅行」は夢のまた夢?...ディ…
  • 1
    日本の「プラごみ」で揚げる豆腐が、重大な健康被害と環境汚染を引き起こしている
  • 2
    「コーヒーを吹き出すかと...」ディズニーランドの朝食が「高額すぎる」とSNSで大炎上、その「衝撃の値段」とは?
  • 3
    一瞬にして村全体が消えた...スイスのビルヒ氷河崩壊の瞬間を捉えた「恐怖の映像」に広がる波紋
  • 4
    「あまりに愚か...」国立公園で注意を無視して「予測…
  • 5
    庭にクマ出没、固唾を呑んで見守る家主、そして次の…
  • 6
    妊娠8カ月の女性を襲ったワニ...妊婦が消えた川辺の…
  • 7
    大爆発で一瞬にして建物が粉々に...ウクライナ軍「Mi…
  • 8
    10歳少女がサメに襲われ、手をほぼ食いちぎられる事…
  • 9
    「ママ...!」2カ月ぶりの再会に駆け寄る13歳ラブラ…
  • 10
    JA・卸売業者が黒幕説は「完全な誤解」...進次郎の「…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中