最新記事

感染症対策

ファイザーの新型コロナワクチン後期試験、被験者に軽中度の副作用

2020年9月16日(水)09時53分

米ファイザーは15日、新型コロナウイルスワクチン候補の後期臨床試験(治験)で、被験者に軽度から中度の副作用が発症したと明らかにした。ニューヨークで昨年7月撮影(2020年 ロイター/BRENDAN MCDERMID)

米ファイザーは15日、新型コロナウイルスワクチン候補の後期臨床試験(治験)で、被験者に主に軽度から中度の副作用が発症したと明らかにした。

投資家向けプレゼンテーションで、副作用には倦怠感や頭痛、悪寒、筋肉痛が含まれると説明。一部の被験者では高熱を含む発熱が見られたとした。治験は「盲検法」で実施されており、各被験者がワクチンか偽薬のいずれを投与されたかは分からない。

ファイザーによると、現時点で独立監視委員会から試験を中断するよう提言は受けていない。

同社のワクチン研究開発責任者は、独立監視委員会は被験者がワクチンまたは偽薬のいずれを投与されたかを示すデータにアクセスできることから、安全性に懸念があれば通知してくるはずだとした上で、現時点で通知は受けていないと述べた。

ファイザーは独ビオンテック<22UAy.F>とコロナワクチンを開発中で、2万9000人超が治験に登録。合計で4万4000人の登録を目指している。これまでに1万2000人超の被験者が2回目のワクチンを接種した。

ファイザーは開発中のワクチンが有効かどうか10月にも判明すると見込んでいる。ミカエル・ドルステン最高科学責任者(CSO)は、60%かそれ以上の有効性が得られる可能性が高いとの見方を示した。

*内容を追加しました。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2020トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます


【話題の記事】
・ロシア開発のコロナワクチン「スプートニクV」、ウイルスの有害な変異促す危険性
・巨大クルーズ船の密室で横行するレイプ
・パンデミック後には大規模な騒乱が起こる
・ハチに舌を刺された男性、自分の舌で窒息死


20200922issue_cover150.jpg
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

9月22日号(9月15日発売)は「誤解だらけの米中新冷戦」特集。「金持ち」中国との対立はソ連との冷戦とは違う。米中関係史で読み解く新冷戦の本質。

ニュース速報

ワールド

ワクチン確保競争激化 EUが輸出監視強化、英は契約

ワールド

中国、台湾独立は「戦争を意味する」 支持勢力の挑発

ビジネス

米新規失業保険申請84.7万件、前週から改善

ビジネス

米マクドナルド、第4四半期決算は予想下回る 欧州の

MAGAZINE

特集:バイデン 2つの選択

2021年2月 2日号(1/26発売)

新大統領が狙うのはトランプ派との融和か責任追及か オバマ路線は継承するのか見直すのか

人気ランキング

  • 1

    バイデン新大統領はとんでもない貧乏くじを引いてしまった

  • 2

    あらゆる動物の急所食いちぎり去勢も? 地上最凶の動物「ラーテル」の正体

  • 3

    「メキシコのキム・カーダシアン」と呼ばれるモデル、豊尻手術失敗で亡くなっていた

  • 4

    全てが期待以上のバイデン就任式に感じる1つの「疑念」

  • 5

    去りゆくトランプにグレタがキツいお返し「とても幸…

  • 6

    共和党重鎮マコネル、弾劾裁判の準備にトランプに2週…

  • 7

    自らの恩赦見送ったトランプ、今後待ち受ける民事・刑…

  • 8

    イラン最高指導者ハメネイ師関連サイト、トランプを…

  • 9

    未来を見通すインパクト投資は、なぜテスラではなく…

  • 10

    26歳で死んだソン・ユジョン、売れないと悩んでいた

  • 1

    新型コロナ感染で「軽症で済む人」「重症化する人」分けるカギは?

  • 2

    バイデン新大統領はとんでもない貧乏くじを引いてしまった

  • 3

    あらゆる動物の急所食いちぎり去勢も? 地上最凶の動物「ラーテル」の正体

  • 4

    「メキシコのキム・カーダシアン」と呼ばれるモデル…

  • 5

    マジックマッシュルームを静脈注射した男性が多臓器…

  • 6

    世界で「嫌われる国」中国が好きな国、嫌いな国は?

  • 7

    アイルランド母子施設で子供9000人死亡、発覚したき…

  • 8

    ビットコイン暴落、投資家は「全てを失う覚悟を」(…

  • 9

    北極の成層圏突然昇温により寒波襲来のおそれ......2…

  • 10

    全てが期待以上のバイデン就任式に感じる1つの「疑念」

PICTURE POWER

レンズがとらえた地球のひと・すがた・みらい

2021年 最新 証券会社ランキング 投資特集 2021年に始める資産形成 英会話特集 Newsweek 日本版を読みながらグローバルトレンドを学ぶ
日本再発見 シーズン2
定期購読
期間限定、アップルNewsstandで30日間の無料トライアル実施中!
Wonderful Story
メールマガジン登録
CHALLENGING INNOVATOR
売り切れのないDigital版はこちら
World Voice

MOOK

ニューズウィーク日本版別冊

絶賛発売中!

STORIES ARCHIVE

  • 2021年1月
  • 2020年12月
  • 2020年11月
  • 2020年10月
  • 2020年9月
  • 2020年8月