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2020米大統領選2月3日のアイオワ州党員集会が米大統領選のカギを握る理由
初戦の勝利を狙う民主党のサンダース候補 IVAN ALVARADO-REUTERS
<アイオワ州での結果が党内指名獲得を決定付ける>
11月の米大統領選に向け、いよいよ民主・共和両党の候補指名獲得レースの幕が開く。両党とも、初戦は2月3日のアイオワ州での党員集会だ。
民主党陣営では、バーニー・サンダース上院議員やバイデン前副大統領らがデッドヒートを繰り広げている。一方、トランプ大統領は1月30日、州都デモインで大規模な支持者集会を開催。共和党内の指名争いに対抗馬がいないわけではないが、トランプ陣営は既に再選を懸けて、ぶつかるであろう民主党候補を意識した選挙戦を展開している。
中西部のアイオワ州がこれほど重視されるのは、1970年代から初戦の舞台となってきた歴史に加え、そこでの勝利が指名獲得の試金石と目されているため。特に民主党では2000年以降の全ての予備選で、同州を制した候補者が党内の指名を勝ち取っている。アイオワでの反応によって、中部アメリカの有権者の心に響く争点や選挙戦略を占えるという意味でも、同州の結果から目が離せない。
<2020年2月11日号掲載>
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