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トランプ弾劾

トランプ弾劾訴追がいよいよ現実味、本人は「今すぐやればいい」とツイート

2019年12月9日(月)15時45分
マーシー・クレイター

ペロシ下院議長が弾劾訴追手続きに入ると表明 TOM BRENNER-REUTERS

<12月4日、公聴会で憲法学者4人のうち3人がトランプの行為は解任に値すると述べた。そしてペロシ下院議長は弾劾訴追の手続きに入る旨を正式に表明したが......>

米大統領選に向けトランプ大統領がウクライナに介入を依頼したとされる疑惑をめぐり、いよいよ大統領の弾劾訴追が現実味を帯びてきた。

12月4日、弾劾調査を担う下院司法委員会が開催した公聴会で、憲法学者4人のうち3人がトランプの行為は解任に値すると述べた。ペロシ下院議長は翌5日、トランプの「不正行為は合衆国憲法の核心に抵触している」として、弾劾訴追の手続きに入る方針を正式に表明。訴追状を起草するよう下院司法委員会に指示した。「わが国の民主主義が危機に瀕している。大統領がまたも自分の利益のために選挙を腐敗させようとしており、われわれには行動を起こす以外に選択肢はない」と、ペロシは語っている。

一方のトランプは「弾劾訴追するなら、今すぐやればいい。そうすれば上院で公正な裁判を開き、この国は本来の仕事に戻れる」とツイート。民主党が過半数を占める下院で弾劾訴追されても、共和党が支配する上院で阻止できると踏んでいるためだが......

<2019年12月17日号掲載>

【参考記事】今からでも遅くない! トランプ弾劾を徹底解説
【参考記事】トランプ弾劾はあり得なさそうで、実はあり得る

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