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中南米

チリ群衆の怒りに銃口を向ける治安当局

2019年11月21日(木)11時15分
ニューズウィーク日本版編集部

暴動ではこれまでに2000人以上の負傷者が出ている MARCELO HERNANDEZ/GETTY IMAGES

<地下鉄運賃値上げから始まった暴動は、格差や社会保障への怒りも加わって拡大>

南米チリの首都サンティアゴで11月初旬、デモ隊に発砲する治安部隊員。地下鉄運賃値上げに端を発して10月中旬から始まった暴動は、格差や社会保障への怒りも加わり拡大。これまでに2000人以上の負傷者を出している。

11月7日には、学校内で抗議活動を行っていた学生2人を撃ったとして警察官が逮捕された。混乱は収まりそうにない。

<本誌2019年11月26日号掲載>

【参考記事】チリ暴動が照らし出す、反緊縮デモが世界各地に広がる理由
【参考記事】ボリビア政変で露呈した、中南米「左右分断」の深刻さ

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