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トランプ、独立記念日に戦車展示と戦闘機の実演飛行を計画 選挙イベント化狙う?

2019年7月2日(火)14時00分

トランプ米大統領(写真)は、米国の独立記念日である4日に首都ワシントンで戦車を展示し、戦闘機を実演飛行させる計画を明らかにした。写真はワシントンで6月撮影(2019年 ロイター/Yuri Gripas)

トランプ米大統領は1日、米国の独立記念日である4日に首都ワシントンで戦車を展示し、戦闘機を実演飛行させる計画を明らかにした。また、自身もワシントンのリンカーン記念堂で演説を行う考えを示した。

これまでの独立記念日はワシントン中心部で政党色が薄く愛国的なイベントが催され、数十万人の参加者が集まるのが通常で、歴代の大統領が目立つ形で登場することもなかった。

今年はこれまでとは大きく異なり、いつもよりも盛大な打ち上げ花火と大統領専用機として知られるエアフォース・ワンの儀礼飛行、米空軍のアクロバット飛行隊「ブルーエンジェルス」の演技も予定されている。

トランプ氏は記者団に「私が簡単な演説をし、実演飛行もある。外には戦車が展示される」と述べた。

議会民主党はトランプ氏が2020年大統領選で再選を果たすために独立記念日の式典を乗っ取ったと批判している。

トランプ氏は2017年にパリで観覧したフランス革命記念日の軍事パレードに感銘を受け、米国でのパレード開催を訴えてきた。昨年11月のベテランズデー(退役軍人の日)にパレードが計画されたが、費用増大を理由に取り止めとなった。

トランプ氏によると、ワシントンのナショナルモールには現行型と第二次世界大戦時の両方の戦車が展示される予定。

[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

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