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東アジア

ロシア軍機、日本海上空で演習

2017年11月24日(金)16時30分
ダミアン・シャルコフ

バルト海で米海軍のミサイル駆逐艦のそばに飛来したロシア機。攻撃型スホイ24型機とみられる US Navy/REUTERS

<ロシアは軍事演習で日本海に偵察機を飛ばし、軍事的緊張が増すアジア太平洋地域でのプレゼンスを改めて誇示した>

ロシアは北朝鮮と国境を接し、北朝鮮と韓国の間の平和条約締結の話し合いにも当事国として参加してきた。日本とは未解決の領土問題を抱えているし、南シナ海の実効支配を進める中国とは合同軍事演習を行うなど支援の構えを見せてきた。

北朝鮮とアメリカの対決姿勢が強まった過去数カ月、ロシアは北朝鮮の北に位置する沿海地方で数多くの軍事演習を行い、東アジアでの存在感をアピールした。

最近の演習では、パイロットと防空部隊を結集して日本海上空を飛行させたと、11月23日にロシア軍は発表した。スホイ24偵察機を、ロシアと日本と南北朝鮮が国境を接する海域に飛ばし、航続可能距離ぎりぎりまで様々な特別任務をこなしたという。

日本海では今、朝鮮半島有事の影響を受ける近隣のほぼすべての軍隊が活動を活発化させている。今週初めには、米海軍機が墜落する事故も起きた。

ロシア軍の今回の演習は、2017年を締めくくるアジア太平洋地域での演習の1つ。さらに北では、ベーリング海をはさんでアラスカの向かいにあるカムチャッカ半島沖に戦闘機を飛ばし、領空侵犯機を撃ち落とす訓練をした。

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