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不法移民680人以上逮捕、75%が犯罪歴=米国土安全保障長官

2017年2月14日(火)14時36分

 2月13日、国土安全保障省のケリー長官は、米移民税関捜査局(ICE)が最近の取り締まりで680人以上を逮捕し、うち75%に犯罪歴があったと明らかにした。取り締まりはICEが定期的に行っているものだという。写真はエルサルバドルのサン・ルイス・タルパの国際空港で入国手続きに並ぶ、米国から強制送還された不法移民者ら。1月撮影(2017年 ロイター/Jose Cabezas)

国土安全保障省のケリー長官は13日、米移民税関捜査局(ICE)が最近の取り締まりで680人以上を逮捕し、うち75%に犯罪歴があったと明らかにした。取り締まりはICEが定期的に行っているものだという。

一方、人権活動家らは、当局が移民を無差別に国外退去処分にしており、犯罪への関与レベルや米国にいる家族との関係を考慮せずに取り締まりを強行していると主張している。

ケリー長官は声明で、不法移民による犯罪は殺人から飲酒運転まで多岐にわたると指摘。ICEによると、逮捕された移民の中には、強制退去の最終通告を無視した者もいるという。

トランプ米大統領は犯罪歴のある移民200万─300万人を国外退去処分にする方針を明らかにしている。



[ワシントン 13日 ロイター]


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