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シリア

数字が物語るシリア内戦「脱出」の意味

2016年10月10日(月)13時14分

 10月5日、シリアの内戦勃発からすでに約5年6カ月が経過した。写真はイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配地域から脱出し、シリア北部のアレッポ州ワクフに到着する人々。9月撮影(2016年 ロイター/Khalil Ashawi)

シリアの内戦勃発からすでに約5年6カ月が経過した。戦火を逃れようと同国を脱出した難民は10月1日までに推定30万2975人に達し、そのうち、欧州に向かう途中で少なくとも3502人が溺死した。

彼らの写真を見て、記事も読んできた。こうした数字はありのままの現実だ。

1隻のボートで地中海を渡るための費用は、昨年夏に1人当たり2200ドル(約22万7400円)だった。これは1年前の平均1500ドルよりも増加したという。

亡命を求める大半の移民と同様、シリア人も資金が乏しい。シリアのシンクタンク、シリア経済フォーラムの報告書によると、アレッポ市民の平均月収は昨年で約80ドルだった。

つまり、少なくとも難民87人のうち1人が溺死する危険な旅に、2年分の収入を費やさざるを得ないのだ。

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