最新記事
SDGsパートナー

将来的なSDGsアクションの担い手を育成...ベネッセコーポレーション「全国小学生『未来』をつくるコンクール」の意義

2024年11月25日(月)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
全国小学生『未来』をつくるコンクール

昨年行われた第20回「全国小学生『未来』をつくるコンクール」表彰式の様子

<SDGs目標4「質の高い教育をみんなに」のターゲットの一つに、「教育を受けるすべての人が、持続可能な社会をつくっていくために必要な知識や技術を身につけられるようにする」とある。ベネッセコーポレーションは、子どもたちの無限の好奇心や思考力、表現力を伸ばし育むためのコンクールを20年以上開催し続けている>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


小学生に気づき、考える機会を提供──将来SDGsに貢献できる人材を育成

1950年代から教育に関する事業を幅広く展開してきたベネッセコーポレーション。同社はSDGsへの貢献の考え方について、「SDGsの目標4『質の高い教育をみんなに』を軸に、すべての課題で解決に寄与する人材を育成していく」と表明している。「全国小学生『未来』をつくるコンクール」は、そうした姿勢を体現した取り組みの一つだ。

小学生商品開発部の久保川洋一氏は、「これからの社会創りの担い手である子どもたちが身近な課題に気づき、考える機会となり、将来的にSDGsの目標達成につながるアクションを起こせる人材を育成・輩出することを狙った取り組みです」と語る。

このコンクールは、ベネッセコーポレーションの社内シンクタンクである「ベネッセ教育総合研究所」が「進研ゼミ小学講座」「ベネッセグリムスクール」「ベネッセビースタジオ」「ベネッセの学童クラブ」と共に、全国の小学1~6年生を対象として毎年夏に開催しているものだ。

newsweekjp20241121103650-f06cb04a5abc4bad0d2350f5f3a557998c49ba34.jpg

今期実施の第21回コンクール告知ポスター

部門は多岐にわたる。2024年の夏に実施された第21回コンクールでは、未来に向けて豊かな自然を残すべく「環境」に関するテーマに特化した環境部門と、作文・絵画・自由研究の各部門のほか、新たに加わった英語スピーチ部門の計5部門が設置された。

3〜6年生が対象の環境部門は学齢ごとで異なるテーマが設定されており、3年生は「発見!エコほうこく!」として自分らしいユニークな視点での気づきを、4~6年生では「きみのエコ活動報告」として自分が環境問題にどう関わるかを具体的に考え行動するかをまとめたレポートが課題となっている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

韓国最高裁、李在明氏の無罪判決破棄 大統領選出馬資

ワールド

イスラエルがシリア攻撃、少数派保護理由に 首都近郊

ワールド

学生が米テキサス大学と州知事を提訴、ガザ抗議デモ巡

ワールド

豪住宅価格、4月は過去最高 関税リスクで販売は減少
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
特集:英語で学ぶ 国際ニュース超入門
2025年5月 6日/2025年5月13日号(4/30発売)

「ゼロから分かる」各国・地域情勢の超解説と時事英語

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マリフアナを合法化した末路とは? 「バラ色の未来が来るはずだったのに...」
  • 2
    日本の未婚男性の「不幸感」は他国と比べて特異的に高く、女性では反対に既婚の方が高い
  • 3
    タイタニック生存者が残した「不気味な手紙」...何が書かれていた?
  • 4
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 5
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 6
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」では…
  • 7
    インド北部の「虐殺」が全面「核戦争」に発展するか…
  • 8
    クルミで「大腸がんリスク」が大幅に下がる可能性...…
  • 9
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 10
    中居正広事件は「ポジティブ」な空気が生んだ...誰も…
  • 1
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 2
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 3
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新研究】
  • 4
    中国で「ネズミ人間」が増殖中...その驚きの正体とは…
  • 5
    ロシア国内エラブガの軍事工場にウクライナが「ドロ…
  • 6
    パニック発作の原因の多くは「ガス」だった...「ビタ…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    私の「舌」を見た医師は、すぐ「癌」を疑った...「口…
  • 9
    ポンペイ遺跡で見つかった「浴場」には、テルマエ・…
  • 10
    健康寿命は延ばせる...認知症「14のリスク要因」とは…
  • 1
    【話題の写真】高速列車で前席のカップルが「最悪の行為」に及ぶ...インド人男性の撮影した「衝撃写真」にネット震撼【画像】
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    健康寿命を伸ばすカギは「人体最大の器官」にあった.…
  • 5
    【心が疲れたとき】メンタルが一瞬で “最…
  • 6
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 7
    北朝鮮兵の親たち、息子の「ロシア送り」を阻止する…
  • 8
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 9
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 10
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中