最新記事
健康

ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者が警鐘【最新研究】

Chewing Gum Releases Microplastics Into Your Mouth, Scientists Warn

2025年3月29日(土)09時55分
イアン・ランドル(科学担当)
ガム

hans-pixabay

<カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームによる「意外な研究結果」とは?>

ガムを1個噛むだけで、数百から数千個のマイクロプラスチックが唾液の中に放出され、そのまま飲み込まれる可能性がある──。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが警鐘を鳴らしている。

ポリマーを主成分とするガムが、どれほどのマイクロプラスチックを放出しているかについて実験調査が行なわれた。


 

マイクロプラスチック(5ミリ以下の微細なプラスチック粒子)やナノプラスチック(0.001ミリ以下)は広く拡散し、私たちが口にする食品にも含まれている。

これらの粒子は脳、腎臓、肝臓、胎盤、精巣などのさまざまな臓器で発見されており、ヒトは1年間に数万個のマイクロプラスチックを摂取している可能性について研究者が指摘している。

動物実験では細胞への悪影響が示唆されているが、ヒトにどの程度のリスクがあるのかは現時点では不明だ。本論文の筆頭筆者であるサンジャイ・モハンティ(Sanjay Mohanty)教授は次のように語る。

「人体への影響はまだ分かっていませんが、日常的にプラスチックにさらされていることは確かです」

モハンティ教授らは、市販されている10種類のガム(天然ガム5種類と合成ガム5種類)の実験を行なった。天然ガムはチクルや樹液のような植物由来のポリマーで作られたゴムでつくられ、合成ガムは石油由来の合成ポリマーを使用している。

まちづくり
川崎が「次世代都市モデルの世界的ベンチマーク」に──「世界に類を見ない」アリーナシティプロジェクトの魅力
あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

日産が九州工場で1週間約1200台減産へ、中東情勢

ワールド

UAE、原油生産が半分以下に ホルムズ海峡封鎖で油

ワールド

アフガン首都病院にパキスタンの空爆、400人死亡=

ワールド

英、若年層の雇用促進策発表 10億ポンド規模
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったのか?
  • 3
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在の価値でどれくらい? 誰が何のために埋めた?
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」…
  • 6
    「筋肉はモッツァレラと同じ」...なぜウォーミングア…
  • 7
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 8
    幼い子供たちの「おぞましい変化」を克明に記録...「…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 6
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 7
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 8
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 9
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 10
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 9
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 10
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体に…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中