最新記事
K-POP

NewJeansハニの涙は露と消えた 労働庁「職場内いじめを禁じた労働基準法はアイドルに適用されない」

2024年11月20日(水)12時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
NewJeansのハニ

韓国国会に参考人として呼ばれたNewJeansのハニは、いじめの問題などについて涙を浮かべて証言したが…… YTN / YouTube

<メンバーによる専属契約解除へも影響か?>

10月15日に韓国国会の環境労働委員会の国政監査にNewJeansのハニが参考人として出席し、いじめについて詳細を涙で訴え「会社が私たちを嫌っていると確信した」と涙を浮かべて訴えてから1カ月。ハニの悔しさは解消することはなかった。

ソウル地方雇用労働庁ソウル西部支庁は20日、ハニが職場内いじめにあったという疑惑に関連して「ニュージーンズファンが提起した『職場内いじめ』嘆願に対して労働基準法上の労働者と見ることが難しく行政終結した」と明らかにした。韓国メディア聯合ニュース、ニューシス、スターニュースなどが報じた。

いじめ問題をファンが労働庁に対し訴えていた

今回の発表は、アイドルは労働基準法上、労働者でないのでいじめ行為があったとしても「職場内いじめ」には該当せず、これ以上調査を進めることは難しいという趣旨だ。

NewJeansのハニは10月11日、他のメンバーたちと共に行ったYouTubeでの緊急生配信で「HYBEの建物の廊下で一人で待っていたときに、他のアーティストとマネージャーさんが通り過ぎて挨拶したが、私の前で「無視して」とおっしゃった。なぜそんな目に遭わなければならないのか理解できず、呆れた」と暴露した。続いてハニは「新しく来たADORの代表に申し上げたが『証拠がなく、遅すぎた』と言ってそのままにしようとした。私たちを守ってくれる人がいなくなったことを感じた。私たちを思う気持ちが全くないということを感じた。私は率直に申し上げたが、一瞬にして嘘つきになったようだった」と訴えた。

ビジネス
暮らしの安全・安心は、事件になる前に守る時代へ。...JCBと連携し、新たな防犯インフラを築く「ヴァンガードスミス」の挑戦。
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米中閣僚貿易協議で「枠組み」到達とベセント氏、首脳

ワールド

トランプ氏がアジア歴訪開始、タイ・カンボジア和平調

ワールド

中国で「台湾光復」記念式典、共産党幹部が統一訴え

ビジネス

注目企業の決算やFOMCなど材料目白押し=今週の米
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した国は?
  • 3
    熊本、東京、千葉...で相次ぐ懸念 「土地の買収=水の支配」の日本で起こっていること
  • 4
    シンガポール、南シナ海の防衛強化へ自国建造の多任…
  • 5
    「信じられない...」レストランで泣いている女性の元…
  • 6
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 7
    メーガン妃の「お尻」に手を伸ばすヘンリー王子、注…
  • 8
    「宇宙人の乗り物」が太陽系内に...? Xデーは10月2…
  • 9
    アメリカの現状に「重なりすぎて怖い」...映画『ワン…
  • 10
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    中国レアアース輸出規制強化...代替調達先に浮上した…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    超大物俳優、地下鉄移動も「完璧な溶け込み具合」...…
  • 8
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 1
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 2
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 7
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 8
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 9
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 10
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中