ティファニー、仏LVMHに総額約1.7兆円で身売りを合意

複数の関係筋が明らかにしたところによると、仏高級ブランドLVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）は米宝飾品大手ティファニーに対する買収提示額をさらに引き上げ、ティファニーがLVMHに身売りすることで両社が合意に近づいている。仏パリで22日撮影（2019年　ロイター/Gonzalo Fuentes）

仏高級ブランドLVMH（モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン）は、米宝飾品大手ティファニーを162億ドルで買収することに合意した。LVMHにとって、過去最大の買収となる。

1株当たり135ドルの現金で買収する。LVMHはティファニー買収により、高級品分野で最も急速に成長しているセクターの1つである宝飾品の拡充が可能になる。

LVMHとティファニーは共同の発表文で「ティファニー買収は、宝飾品におけるLVMHのポジションを強化し、米国でのプレゼンスの一段の拡大につながる」とした。

LVMHの株価は、25日0842GMT（日本時間午後5時42分）現在、1.77％高を付けている。

両社によると、買収は2020年半ばに完了する見通し。ティファニーは、同社取締役会はLVMHによる買収に同意するよう株主に推奨したとしている。

［ロイター］

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