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北朝鮮、米ゴールデンドーム構想批判 「宇宙核戦争のシナリオ」

2025年05月27日(火)07時43分

 北朝鮮外務省は米国の次世代ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」について「非常に危険で脅威をもたらす取り組み」と批判した。写真は、「ゴールデンドーム」構想について発表するトランプ大統領。5月20日、ワシントン、ホワイトハウスの大統領執務室で撮影 (2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

[ソウル 27日 ロイター] - 北朝鮮外務省は米国の次世代ミサイル防衛システム「ゴールデンドーム」について「非常に危険で脅威をもたらす取り組み」と批判した。国営・朝鮮中央通信社(KCNA)が27日伝えた。

トランプ米大統領は20日、ゴールデンドームの設計を選定したと発表した。開発費用は1750億ドル。

北朝鮮外務省の米国研究所は、ゴールデンドーム計画について「『アメリカ第一主義』の典型的な産物であり、独善的で傲慢、高圧的で恣意的な行為の極みであり、宇宙核戦争のシナリオだ」と表明した。

ゴールデンドームは、地球を周回する数百基の人工衛星ネットワークと、高性能センサー、迎撃装置を活用して、中国、イラン、北朝鮮、ロシアなどから発射された敵のミサイルを撃墜する構想。

中国は先週、この構想に「深刻な懸念」を抱いているとし、米国に開発中止を求めた。

ロイター
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