ニュース速報
ワールド

バンス米副大統領、欧州諸国に国防費増額求める

2025年02月14日(金)20時38分

 バンス米副大統領は外相・国防相らが安全保障問題について協議するミュンヘン安保会議を前に、欧州諸国に対し国防費を増やすよう促した。ミュンヘンで撮影(2025年 ロイター/Leah Millis)

Jonathan Landay Andrew Gray Sabine Siebold

[ミュンヘン 14日 ロイター] - バンス米副大統領は外相・国防相らが安全保障問題について協議するミュンヘン安保会議を前に、欧州諸国に対し国防費を増やすよう促した。

「北大西洋条約機構(NATO)が欧州での負担をより多く担うことで、米国は東アジアの課題に集中することができる」と述べた。中国を念頭に置いた発言とみられる。

NATOのルッテ事務総長は欧州が自国の防衛にさらに力を入れる必要があるとのバンス氏の主張は「完全に正しい」との見解を示し、欧州諸国は国防にもっと多くの資金を投入する必要があると訴えた。

ドイツのベーアボック外相は、ウクライナと欧州の頭越しに和平交渉が行われることへの懸念を表明した。

「見せかけの和平は、ウクライナの人々、欧州、米国にとっても、永続的な安全保障をもたらさない」と指摘し、「ミュンヘン安保会議で米国や国際的なパートナーと集中的に話し合うことが重要だ」と強調した。

ルッテ氏は永続的な平和を確立し、プーチン氏が再びウクライナ侵略を試みることがないよう、「ウクライナが最大限の力を発揮できる状態にする」ための方法について協議する」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米の輸出制限ルール、一時停止後の取り決め協議継続へ

ワールド

シカゴの不法移民摘発責任者、今後は南部地域へ異動か

ワールド

加州知事、気候変動対策でトランプ米大統領を「愚か」

ビジネス

AMD、データセンター向け半導体市場が5年後1兆ド
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界最高の投手
特集:世界最高の投手
2025年11月18日号(11/11発売)

日本最高の投手がMLB最高の投手に──。全米が驚愕した山本由伸の投球と大谷・佐々木の活躍

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ギザのピラミッドにあると言われていた「失われた入口」がついに発見!? 中には一体何が?
  • 2
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    コロンビアに出現した「謎の球体」はUFOか? 地球外…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「流石にそっくり」...マイケル・ジャクソンを「実の…
  • 8
    冬ごもりを忘れたクマが来る――「穴持たず」が引き起…
  • 9
    【銘柄】エヌビディアとの提携発表で株価が急騰...か…
  • 10
    【クイズ】韓国でGoogleマップが機能しない「意外な…
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 4
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 5
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 6
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 7
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 8
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 9
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 10
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 10
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中