ニュース速報
ワールド

メキシコ司法改革案、上院審議が一時中断 デモ隊が議事堂乱入

2024年09月11日(水)09時34分

9月10日、メキシコ議会の上院は抗議デモ参加者が議事堂に乱入したことを受け、司法制度改革案の審議を一時中断した。写真は8日、メキシコシティで司法制度改革に抗議する人々(2024年 ロイター/Luis Cortes)

Cassandra Garrison

[メキシコ市 10日 ロイター] - メキシコ議会の上院は10日、抗議デモ参加者が議事堂に乱入したことを受け、司法制度改革案の審議を一時中断した。

メキシコでは司法改革案に対して数週間にわたる抗議活動が行われている。デモ参加者はこの日、議場に押し寄せ、上院議長は審議の中断を発表し、議員らに冷静さを保つよう求めた。

メキシコの主要貿易相手国である米国とカナダは、今回の変更により3カ国間の貿易協定である「USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)」が損なわれ、投資に悪影響が出る可能性があると警告している。

司法改革を含む憲法改正案には、最高裁を含む7000人以上の判事の公選制が盛り込まれている。

ロペス・オブラドール大統領とシェインバウム次期大統領は、この改革は裁判官の責任追及と汚職撲滅に不可欠であるとして支持を表明している。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

米貿易赤字、8月は704億ドルに大幅縮小 輸出増・

ワールド

ヒズボラ次期指導者サフィエディン師、排除された公算

ワールド

ヒズボラ幹部、停戦努力を支持 イスラエルはレバノン

ビジネス

中国当局者、24年成長目標の達成に自信 市場は一段
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:米経済のリアル
特集:米経済のリアル
2024年10月15日号(10/ 8発売)

経済指標は良好だが、猛烈な物価上昇に苦しむ多くのアメリカ国民にその実感はない

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 2
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決闘」方法に「現実はこう」「想像と違う」の声
  • 3
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた「まさかのもの」とは?
  • 4
    もう「あの頃」に戻れない? 英ウィリアム皇太子とヘ…
  • 5
    「核兵器を除く世界最強の爆弾」 ハルキウ州での「巨…
  • 6
    住民仰天! 冠水した道路に「まさかの大型動物」が..…
  • 7
    「11年に一度」のピークが到来中...オーロラを見るた…
  • 8
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 9
    ハマス奇襲から1年。「イランの核をまず叩け」と煽…
  • 10
    大型ハリケーン「へリーン」が破壊した小さな町...20…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はどこに
  • 3
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティアラが織りなす「感傷的な物語」
  • 4
    借金と少子高齢化と買い控え......「デフレ三重苦」…
  • 5
    アラスカ上空でロシア軍機がF16の後方死角からパッシ…
  • 6
    【独占インタビュー】ロバーツ監督が目撃、大谷翔平…
  • 7
    大谷翔平と愛犬デコピンのバッテリーに球場は大歓声…
  • 8
    NewJeansミンジが涙目 夢をかなえた彼女を待ってい…
  • 9
    2匹の巨大ヘビが激しく闘う様子を撮影...意外な「決…
  • 10
    羽生結弦がいま「能登に伝えたい」思い...被災地支援…
  • 1
    「LINE交換」 を断りたいときに何と答えますか? 銀座のママが説くスマートな断り方
  • 2
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 3
    「もはや手に負えない」「こんなに早く成長するとは...」と飼い主...住宅から巨大ニシキヘビ押収 驚愕のその姿とは?
  • 4
    ウクライナに供与したF16がまた墜落?活躍する姿はど…
  • 5
    「まるで別人」「ボンドの面影ゼロ」ダニエル・クレ…
  • 6
    漫画、アニメの「次」のコンテンツは中国もうらやむ…
  • 7
    ウクライナ軍、ドローンに続く「新兵器」と期待する…
  • 8
    北朝鮮、泣き叫ぶ女子高生の悲嘆...残酷すぎる「緩慢…
  • 9
    エコ意識が高過ぎ?...キャサリン妃の「予想外ファッ…
  • 10
    キャサリン妃がこれまでに着用を許された、4つのティ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中