ニュース速報
ワールド

英総選挙、7月4日に実施 スナク首相が表明

2024年05月23日(木)07時57分

英国のスナク首相(写真)は22日、7月4日に総選挙を実施すると発表した。(2024年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 22日 ロイター] - 英国のスナク首相は22日、7月4日に総選挙を実施すると発表した。首相が率いる与党・保守党は14年間政権を握ってきたが、次の選挙では野党・労働党に敗北するとの予想が大勢を占めている。

世論調査では、保守党が労働党に支持率で大きく遅れをとっているだけでなく、党内からのスナク氏支持も低迷している状況にある。しかし、インフレ率の低下や経済成長の回復など、一定の政策成果がみられることから、総選挙に踏み切る決断を下したとみられる。

スナク氏は首相官邸前で演説し、首相としてだけでなく元財務相として成し遂げた実績も列挙した。

「今こそ英国が将来を選択し、これまでの進歩を基盤にさらに前進したいのか、それとも振り出しに戻って不確実な状況に陥るリスクを冒したいのかを決める時だ」と強調した。

労働党のスターマー党首はスナク氏の解散表明を受けて演説し「7月4日、あなた方(有権者)には選択の自由があり、わたしたちは力を合わせれば混乱を止め、新たなページを開き、英国の再建に着手し、国を変えることができる」と支持を呼びかけた。

労働党は支持率でリードしているが、多くの有権者がまだ、どちらの党に投票するかを決めていない可能性があり、党の優位は見た目ほど強固ではないと懸念する党幹部もいる。また、労働党が過半数を確保するには、記録的な得票数の増加が必要になる。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:中国株「熱狂でない上昇」に海外勢回帰、強

ワールド

ホンジュラス大統領選、「台湾と復交」支持の野党2候

ビジネス

消費者態度指数11月は4カ月連続の改善、物価高予想

ビジネス

中国万科の債券価格が下落、1年間の償還猶予要請受け
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「世界一幸せな国」フィンランドの今...ノキアの携帯終了、戦争で観光業打撃、福祉費用が削減へ
  • 2
    【クイズ】1位は北海道で圧倒的...日本で2番目に「カニの漁獲量」が多い県は?
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 5
    トランプ支持率がさらに低迷、保守地盤でも民主党が…
  • 6
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファ…
  • 7
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 8
    中国の「かんしゃく外交」に日本は屈するな──冷静に…
  • 9
    600人超死亡、400万人超が被災...東南アジアの豪雨の…
  • 10
    メーガン妃の写真が「ダイアナ妃のコスプレ」だと批…
  • 1
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで墜落事故、浮き彫りになるインド空軍の課題
  • 2
    【最先端戦闘機】ミラージュ、F16、グリペン、ラファール勢ぞろい ウクライナ空軍は戦闘機の「見本市」状態
  • 3
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 4
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    【クイズ】次のうち、マウスウォッシュと同じ効果の…
  • 7
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 8
    【寝耳に水】ヘンリー王子&メーガン妃が「大焦り」…
  • 9
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 10
    子どもより高齢者を優遇する政府...世代間格差は5倍…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 8
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 9
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 10
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中