ニュース速報

ワールド

米大統領選出馬の共和ヘイリー氏、対中貿易の大幅な制限主張

2023年06月28日(水)10時50分

 6月27日、2024年米大統領選への出馬を表明している共和党のニッキー・ヘイリー氏は、医療用麻薬フェンタニルの過剰摂取による死者が国内で激増している問題に対処するため、原料となる化学物質の主要製造国である中国との貿易関係を大幅に制限するよう主張した。米首都ワシントンで撮影(2023年 ロイター/Evelyn Hockstein)

[ワシントン 27日 ロイター] - 2024年米大統領選への出馬を表明している共和党のニッキー・ヘイリー氏は27日、医療用麻薬フェンタニルの過剰摂取による死者が国内で激増している問題に対処するため、原料となる化学物質の主要製造国である中国との貿易関係を大幅に制限するよう主張した。

共和指名争い候補の中で中国に対して最もタカ派的な部類に入っている元国連大使のヘイリー氏は右派系シンクタンク「アメリカン・エンタープライズ研究所」で講演し、「われわれは制裁を試みたが、うまくいっていない。圧力を強めなければならない。大統領として、フェンタニルの流入がなくなるまで通常の貿易関係を破棄するよう議会に働きかける」と語った。

今月発表されたロイター/イプソス世論調査によると、ヘイリー氏の共和党内での支持率はわずか3%にとどまっている。同氏は混戦の党内で差別化を図る手段として外交政策を活用する考えだ。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

BIS、中銀デジタル通貨の国境を越えた決済基盤プロ

ワールド

イスラエル軍、ガザ全域で攻撃継続 46人死亡 病院

ビジネス

アマゾン、第3四半期利益・売上高が予想超え ネット

ワールド

原油先物は続伸、イランがイスラエル攻撃準備との報道
MAGAZINE
特集:米大統領選と日本経済
特集:米大統領選と日本経済
2024年11月 5日/2024年11月12日号(10/29発売)

トランプ vs ハリスの結果次第で日本の金利・為替・景気はここまで変わる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後はさらなる「倒産増加」が予想される
  • 2
    「まるで睾丸」ケイト・ベッキンセールのコルセットドレスにネット震撼...「破裂しそう」と話題に
  • 3
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符を打つ「本当の色」とは
  • 4
    脱北者約200人がウクライナ義勇軍に参加を希望 全員…
  • 5
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 6
    北朝鮮軍とロシア軍「悪夢のコラボ」の本当の目的は…
  • 7
    天文学者が肉眼で見たオーロラは失望の連続、カメラ…
  • 8
    中国が仕掛ける「沖縄と台湾をめぐる認知戦」流布さ…
  • 9
    「第3次大戦は既に始まっている...我々の予測は口に…
  • 10
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 1
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 2
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴出! 屈辱動画がウクライナで拡散中
  • 3
    キャンピングカーに住んで半年「月40万円の節約に」全長10メートルの生活の魅力を語る
  • 4
    幻のドレス再び? 「青と黒」「白と金」論争に終止符…
  • 5
    2027年で製造「禁止」に...蛍光灯がなくなったら一体…
  • 6
    【クイズ】次のうち、和製英語ではないものはどれ?…
  • 7
    日本で「粉飾倒産」する企業が増えている理由...今後…
  • 8
    世界がいよいよ「中国を見捨てる」?...デフレ習近平…
  • 9
    「決して真似しないで」...マッターホルン山頂「細す…
  • 10
    【衝撃映像】イスラエル軍のミサイルが着弾する瞬間…
  • 1
    ベッツが語る大谷翔平の素顔「ショウは普通の男」「自由がないのは気の毒」「野球は超人的」
  • 2
    「地球が作り得る最大のハリケーン」が間もなくフロリダ上陸、「避難しなければ死ぬ」レベル
  • 3
    秋の夜長に...「紫金山・アトラス彗星」が8万年ぶりに大接近、肉眼でも観測可能
  • 4
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大き…
  • 5
    死亡リスクはロシア民族兵の4倍...ロシア軍に参加の…
  • 6
    大破した車の写真も...FPVドローンから逃げるロシア…
  • 7
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 8
    韓国著作権団体、ノーベル賞受賞の韓江に教科書掲載料…
  • 9
    エジプト「叫ぶ女性ミイラ」の謎解明...最新技術が明…
  • 10
    コストコの人気ケーキに驚きの発見...中に入っていた…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中