ニュース速報

ワールド

欧州委員、5G通信網でより多くの加盟国に中国製機器の規制要望

2023年06月16日(金)07時49分

 欧州連合(EU)欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は15日、現在加盟10カ国が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を第5世代(5G)通信システムのネットワークに使用するのを禁止ないし制限していることを巡り、こうした措置をもっと多くの国が講じてほしいと要望した。2021年2月、パリ近郊で撮影(2023年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のブルトン委員(域内市場)は15日、現在加盟10カ国が中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の製品を第5世代(5G)通信システムのネットワークに使用するのを禁止ないし制限していることを巡り、EU全体の安全保障を確保するために、こうした措置をもっと多くの国が講じてほしいと要望した。

EUは2年前、加盟27カ国に対して、各国ないしEUレベルで通信機器サプライヤーのリスクを適切に評価し、リスクの高い5Gベンダーを通信ネットワークの中核部分から排除もしくは規制することを求める指針を公表している。

しかしブルトン氏は「今のところリスクの高いベンダーの排除や規制にこのような指針を採用しているのは10カ国に過ぎず、EU全体のセキュリティーに大きなリスクを生み出している」と主張。EU加盟諸国がファーウェイとZTEの製品利用を阻止ないし制限するのは、この指針に沿ったもので妥当であり、通信事業者も同じ行動をするよう促した。

ドイツのフェーザー内相は4月、国内の5Gネットワークで既に使用されている中国製機器を調査していると説明。ポルトガルは先月、通信事業者が5Gモバイルネットワークと4Gプラットフォームで中国製機器を使うのを禁止する可能性を打ち出した。

またブルトン氏は、欧州委自体も通信サービス関連の調達でファーウェイとZTEは禁止対象にすると述べ、全てのEU機関に追随を呼びかけた。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

トルコ船舶1隻にホルムズ海峡通航許可と同国閣僚、イ

ビジネス

双日、レアアース鉱山の新規開発に向けた検討開始 豪

ワールド

パキスタン、カンダハル空港近くの燃料貯蔵施設爆撃と

ビジネス

長期貸出急増なら流動性規制への影響注視=対米投資巡
MAGAZINE
特集:教養としてのミュージカル入門
特集:教養としてのミュージカル入門
2026年3月17日号(3/10発売)

社会と時代を鮮烈に描き出すミュージカル。意外にポリティカルなエンタメの「魔力」を学ぶ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 2
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車整備は収入増、公認会計士・税理士は収入減
  • 3
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製をモデルにした米国製ドローンを投入
  • 4
    ショーン・ペンは黙らない――「ウクライナへの裏切り…
  • 5
    「イラン送りにすべき...」トランプ孫娘、警護隊引き…
  • 6
    世界の視線は中東から日本へ...企業主導で築くインド…
  • 7
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 8
    「映画賞の世界は、はっきり言って地獄だ」――ショー…
  • 9
    2万歩でも疲れない? ディズニー・ユニバで足が痛く…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 3
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」と言われる外国特派員の私が思うこと
  • 4
    「このままよりはマシだ」――なぜイランで米軍の攻撃…
  • 5
    キャサリン皇太子妃、英連邦デー式典に出席...公開さ…
  • 6
    職業別の収入に大変動......タクシー運転手・自動車…
  • 7
    【長期戦はイラン有利】米側の体制転覆シナリオに暗…
  • 8
    日本の保護者は自分と同じ「大卒」の教員に敬意を示…
  • 9
    40年以上ぶり...イスラエル戦闘機「F-35I」が、イラ…
  • 10
    中国はイランを見捨てた? イランの「同盟国」だっ…
  • 1
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中