ニュース速報

ワールド

ウクライナ、バフムト防衛で初めて攻撃に成功=司令官

2023年05月16日(火)10時26分

 ウクライナ軍は15日、東部ドネツク州の激戦地バフムト方面の進軍について、バフムト防衛で初めて攻撃に成功したと表明した。写真中央はシルスキー陸軍司令官。2022年3月撮影(2023年 ロイター/Zohra Bensemra)

[キーウ 15日 ロイター] - ウクライナ軍は15日、東部ドネツク州の激戦地バフムト方面の進軍について、バフムト防衛で初めて攻撃に成功したと表明した。

ただ、バフムトの情勢が厳しいことも認め、ロシア軍はバフムト制圧の目標を変えておらず、バフムト近郊に攻撃部隊を投入していると述べた。

ウクライナ軍は先週、ロシアがバフムトの前線から後退を始めたと表明。ロシア側も後退を認めた。

ウクライナのシルスキー陸軍司令官はメッセージアプリ「テレグラム」に「バフムト方面のわが軍の進軍はバフムト防衛に向けた攻撃の初の成功例だ」とし「この極めて厳しい状況でもわれわれが前進でき、敵を破壊できることが過去数日で明らかになった。われわれは敵より少ない資源で戦いながら、敵の計画を台無しにすることができる」と述べた。

ウクライナはロシアが占領する地域を奪還するため、大規模な反転攻勢を近く開始する見通しだが、ウクライナ当局者はバフムト周辺の進軍は大規模な反転攻勢が始まったことを意味しないと説明している。

ロイターは戦況に関する報告を独自に検証できていない。

*動画を付けて再送します。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

FBIが複数の捜査官解雇、デモ隊の前でひざまずく姿

ワールド

NZは現時点パレスチナ国家承認せず、停戦の取り組み

ワールド

米国務省、コロンビア大統領のビザを取り消し 「暴力

ワールド

トランプ氏、マイクロソフトに幹部解任を要求 前政権
MAGAZINE
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
特集:ハーバードが学ぶ日本企業
2025年9月30日号(9/24発売)

トヨタ、楽天、総合商社、虎屋......名門経営大学院が日本企業を重視する理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び出した父親が見つけた「犯人の正体」にSNS爆笑
  • 2
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、Appleはなぜ「未来の素材」の使用をやめたのか?
  • 3
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国はどこ?
  • 4
    琥珀に閉じ込められた「昆虫の化石」を大量発見...1…
  • 5
    高校アメフトの試合中に「あまりに悪質なプレー」...…
  • 6
    砂糖はなぜ「コカイン」なのか?...エネルギー効率と…
  • 7
    国立西洋美術館「オルセー美術館所蔵 印象派―室内を…
  • 8
    週にたった1回の「抹茶」で入院することに...米女性…
  • 9
    「戻れピカチュウ!」トルコでの反体制デモで警官隊…
  • 10
    「不気味すぎる...」メキシコの海で「最恐の捕食者」…
  • 1
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に...「少々、お控えくださって?」
  • 2
    数千円で買った中古PCが「宝箱」だった...起動して分かった驚きの中身
  • 3
    筋肉はマシンでは育たない...器械に頼らぬ者だけがたどり着ける「究極の筋トレ」とは?
  • 4
    日本の小説が世界で爆売れし、英米の文学賞を席巻...…
  • 5
    【動画あり】トランプがチャールズ英国王の目の前で…
  • 6
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ…
  • 7
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 8
    コーチとグッチで明暗 Z世代が変える高級ブランド市…
  • 9
    iPhone 17は「すぐ傷つく」...世界中で相次ぐ苦情、A…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「がん」になる人の割合が高い国…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 4
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 5
    カミラ王妃のキャサリン妃への「いら立ち」が話題に.…
  • 6
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 7
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 8
    「怖すぎる」「速く走って!」夜中に一人ランニング…
  • 9
    東北で大腸がんが多いのはなぜか――秋田県で死亡率が…
  • 10
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中