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ウクライナとロシアが捕虜交換、英国人ボランティアの遺体も帰還

ウクライナとロシアは4日、合わせて200人近い捕虜を交換したと発表した。ウクライナ東部で人道支援活動中に殺害されたとされる英国人ボランティア2人の遺体もロシアからウクライナに移送された。写真はロシア国防省が公表した解放されたロシア兵の動画の一部(2023年 ロイター)
[4日 ロイター] - ウクライナとロシアは4日、合わせて200人近い捕虜を交換したと発表した。ウクライナ東部で人道支援活動中に殺害されたとされる英国人ボランティア2人の遺体もロシアからウクライナに移送された。
ウクライナ大統領府のイエルマク長官は、116人のウクライナ人捕虜が帰還したと発表。マリウポリやヘルソン、バフムトなどで戦闘に参加していた兵士らという。
一方、ロシアの報道機関は同国国防省の発表として、63人のロシア人捕虜が解放されたと伝えた。
ウクライナのゼレンスキー大統領はビデオ演説で、昨年2月の戦争開始以来、政府はロシアの捕虜となっていたウクライナ人1762人を帰還させたと述べた。
イエルマク長官は、捕虜交換に合わせて、英国人ボランティアのアンドリュー・バグショー氏とクリス・パリー氏の遺体がウクライナに戻されたと説明。パリ―氏の遺族は先に、両氏が1月にウクライナ東部で人道支援活動中に殺害されたと述べている。