ニュース速報

ワールド

インド製造業PMI、1月は55.4 3カ月ぶり低水準

2023年02月01日(水)15時08分

 2月1日、S&Pグローバルが1日発表した1月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)は55.4となり、前月の57.8から低下し、過去3カ月で最も低い伸びとなった。写真はインドのアーンドラ・プラデーシュの工場で昨年2月撮影(2023年 ロイター/Samuel Rajkumar)

[ベンガルール 1日 ロイター] - S&Pグローバルが1日発表した1月のインド製造業購買担当者景気指数(PMI)は55.4となり、前月の57.8から低下し、過去3カ月で最も低い伸びとなった。生産と売上高の伸びが鈍化し、ロイターがまとめたアナリスト予想の57.4も大幅に下回った。

好不況の分かれ目となる50は19カ月連続で上回った。

S&Pグローバル・マーケットの経済アソシエートディレクター、ポリアンナ・デリマ氏は「成長の勢いはある程度失速しているが、会計年度最後の四半期が終わりに近づく中、製造業は少なくとも拡大モードを維持しているようだ」と述べた。

投入価格は小幅上昇したが、産出価格の伸びは12月の半年ぶり高水準から鈍化し、物価圧力が弱まっている可能性が示された。

昨年12月の消費者物価指数(CPI)前年比上昇率は5.72%と11月の5.88%から鈍化し、2カ月連続でインド準備銀行(RBI、中央銀行)の目標上限である6%を下回った。

生産と新規受注の動向を示す指数の伸びは前月から低下した。前月は生産指数が13カ月ぶり高水準だった。国外需要は引き続き増加したが、伸びは鈍化した。

今後1年間への楽観的な見方を示す指数は6カ月ぶり低水準だった。新規雇用の指数は50をわずかに上回ったが、8月以来の低水準となった。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

ホンダ、今期の営業利益5割減予想 米関税や円高が下

ビジネス

独再保険2社、LA山火事で第1四半期減益 保険請求

ビジネス

オリンパス、発行済み株式の3.19%・500億円を

ワールド

米FBI、捜査官に移民取り締まり優先方針伝達 司法
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 6
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 7
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 8
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 9
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 10
    ハーネスがお尻に...ジップラインで思い出を残そうと…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 8
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 9
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 10
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中