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クレディ・スイス、コスト削減を加速 収益見通し悪化で

2022年12月02日(金)19時21分

 12月2日、スイス大手銀行クレディ・スイスのアクセル・レーマン会長は、コスト削減を加速させていることを明らかにした。ベルンで11月撮影(2022年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 2日 ロイター] - スイス大手銀行クレディ・スイスのアクセル・レーマン会長は2日、コスト削減を加速させていることを明らかにした。同行は顧客の流出と事業活動の停滞で収益見通しが悪化している。

クレディ・スイスは10月、2025年までにコストベースを約25億スイスフラン(26億7000万ドル)削減し、約145億フランにする方針を示した。

ブルームバーグのテレビインタビューで「来年末までに(削減額は)12億フランを確実に超えている。従って前倒しを心がけ、後ろ倒しにすることはない」と述べた。

関係筋によると、コスト削減は先に発表した以上の人員削減を伴う可能性が高く、主力の富裕層向けサービスも対象となる。

2人の関係者は香港のプライベートバンキング部門の人員を約5%削減すると明らかにした。これまでに示した規模よりもさらに踏み込んだ削減となる。対象となるのは主に中国の富裕層向け部門で若手と中堅が中心という。

クレディ・スイスは10月、5万2000人の従業員のうち9000人削減すると発表している。

ロイター
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