ニュース速報

ワールド

米中間選挙、両院で集計なお続く バイデン氏は多数派維持諦めず

2022年11月11日(金)14時04分

 11月10日、米中間選挙は、投開票から2日を経ても連邦議会の上下両院選の大勢が判明していない。写真は9日、ワシントンの米議会に昇る朝日(2022年 ロイター/Tom Brenner)

[フェニックス 10日 ロイター] - 米中間選挙は、投開票から2日を経ても連邦議会の上下両院で多数派が決まっていない。集計作業には数日かかる可能性がある。

バイデン大統領は10日、記者団に対し、チャンスは「まだ生きている」と語り、民主党が両院で多数派を維持できることを諦めていない姿勢を示した。

今回の中間選挙は、任期2年の下院の全435議席と任期6年の上院100議席のうち、約3分の1の35議席が改選対象。

エジソン・リサーチの予測によると、共和党は下院で少なくとも211議席を獲得しているが、過半数の218議席に届いていない。ロイターが主要な超党派予想を分析したところ、27議席で勝敗がまだ決まっておらず、その内の16議席は特に激戦となっている。

上院選では、西部アリゾナとネバダ、南部ジョージアの3州の行方が鍵を握る。ジョージア州では民主党現職のラファエル・ワーノック氏と共和党のハーシェル・ウォーカー氏の決着が、来月の決選投票に持ち越されることになった。。

ただ、民主か共和のどちらかがアリゾナとネバダの双方で勝利すれば上院で多数派を占めることになる。遅くに到着する票の集計にさらに数日かかる見通し。

中間選挙は通常、与党にとり厳しい結果となることが多いが、今回は人工妊娠中絶の権利を守るために多くの有権者が投票したため、与党・民主党が事前予想を超えて善戦した。

バイデン氏はワシントンでの政治イベントで「米国の女性たちの声が聞き入れられた」と強調した。

<トランプ氏、15日に「特別発表」>

下院では共和党が過半数を奪還すると引き続き予想されているが、党内では今回の選挙結果に期待外れとの見方も。ペンシルベニア州の有名外科医メフメト・オズ氏ら、トランプ前大統領が支持した候補者が注目度の高い選挙戦で敗れたことから、党員の中にはトランプ氏を非難する声もある。

トランプ氏のブランドが色あせたことで、今回圧勝で再選を果たしたフロリダ州のデサンティス知事が2024年の共和党大統領候補に挑戦するのをさらに後押しする可能性がある。

トランプ氏は来週、3度目の大統領選出馬を表明するとみられており、15日にフロリダのクラブで行う「特別発表」への招待状を記者に送っている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米特使、イスラエルでネタニヤフ首相と会談へ=イスラ

ワールド

シンガポール、宇宙機関を設立へ 世界的な投資急増に

ビジネス

英製造業PMI、1月は51.8に上昇 24年8月以

ワールド

イスラエル、ガザ南部ラファ検問所再開  初日は50
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から脱却する道筋
  • 2
    関節が弱ると人生も鈍る...健康長寿は「自重筋トレ」から生まれる
  • 3
    世界初、太陽光だけで走る完全自己充電バイク...イタリア建築家が生んだ次世代モビリティ「ソラリス」
  • 4
    【銘柄】「古河機械金属」の株価が上昇中...中国のレ…
  • 5
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 6
    中国がちらつかせる「琉球カード」の真意
  • 7
    中国政府に転んだ「反逆のアーティスト」艾未未の正体
  • 8
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 9
    エプスタイン文書追加公開...ラトニック商務長官、ケ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 5
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 9
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 10
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中