バリ島でＧ２０環境相会合、議長国が温暖化防止呼びかけ

　８月３１日、２０カ国・地域（Ｇ２０）環境・気候相会合が、インドネシアのバリ島で開催された。代表撮影（２０２２年　ロイター）

［ヌサドゥア（インドネシア）　３１日　ロイター］ - ２０カ国・地域（Ｇ２０）環境・気候相会合が３１日、インドネシアのバリ島で開催された。議長国インドネシアは、協力して温室効果ガスの排出を減らさなければ、地球が「未踏の領域」に向かうことになると警鐘を鳴らした。

同国のシティ環境・林業相は、各国が温暖化防止で協力しなければ地球が「持続可能な未来のない」地点まで押しやられると指摘。「問題を解決する責任はわれわれにある。われわれは壁ではなく、橋を築く」と述べた。

会合にはオーストラリア、ブラジル、インド、日本、韓国、米国の代表が参加。アフリカ連合（ＡＵ）の代表も初めて招待された。シティ氏は、先進国・途上国、大国・小国を問わず、全ての国の声に耳を傾ける必要があると述べた。