ニュース速報

ワールド

米FDA諮問委、ワクチンの見直し勧告 オミクロン株に対応へ

2022年06月29日(水)10時09分

 6月28日、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、今秋に行う新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(追加接種)を巡り、オミクロン変異株に対応させるよう勧告した。資料写真。2021年3月撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[28日 ロイター] - 米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は28日、今秋に行う新型コロナウイルスワクチンのブースター接種(追加接種)を巡り、オミクロン変異株に対応させるよう勧告した。

FDAは7月上旬までに詳細を決定する方針。

会合に出席したFDAの科学者は、昨冬に流行したオミクロン株の派生型「BA.1」よりも現在主流となっている「BA.4」と「BA.5」を標的としたワクチンが望ましいと考えていることを示唆した。

FDAバイオ医薬品評価研究センターのディレクター、ピーター・マークス氏は、FDAが10月までに改良ワクチンによる追加接種開始を目指していると述べた。

BA.1対応ワクチンの試験を実施しているファイザー、モデルナ、ノババックスは会合でデータを提示。

モデルナは9月までにBA.1対応の2価ワクチンを数億回分用意できるとの見通しを示した。最近の派生型に対応するワクチンを設計する場合は10月下旬か11月上旬になるとした。

ファイザーは既にかなりの量のBA.1対応ワクチンを用意しており、BA.4とBA.5対応ワクチンの量産も準備していると説明。いずれも10月上旬に供給の用意が整う見通しとした。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

南アG20サミット、「米政府関係者出席せず」 トラ

ビジネス

中国10月物価統計、PPIは下落幅縮小 CPIプラ

ワールド

フィリピン、大型台風26号接近で10万人避難 30

ワールド

再送-米連邦航空局、MD-11の運航禁止 UPS機
MAGAZINE
特集:高市早苗研究
特集:高市早苗研究
2025年11月 4日/2025年11月11日号(10/28発売)

課題だらけの日本の政治・経済・外交を初の女性首相はこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 2
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216cmの男性」、前の席の女性が取った「まさかの行動」に称賛の声
  • 3
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評家たちのレビューは「一方に傾いている」
  • 4
    筋肉を鍛えるのは「食事法」ではなく「規則」だった.…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 7
    ドジャースの「救世主」となったロハスの「渾身の一…
  • 8
    クマと遭遇したら何をすべきか――北海道80年の記録が…
  • 9
    レイ・ダリオが語る「米国経済の危険な構造」:生産…
  • 10
    「非人間的な人形」...数十回の整形手術を公表し、「…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎の存在」がSNSで話題に、その正体とは?
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    9歳女児が行方不明...失踪直前、防犯カメラに映った…
  • 5
    「日本のあの観光地」が世界2位...エクスペディア「…
  • 6
    「遺体は原型をとどめていなかった」 韓国に憧れた2…
  • 7
    虹に「極限まで近づく」とどう見える?...小型機パイ…
  • 8
    「座席に体が収まらない...」飛行機で嘆く「身長216c…
  • 9
    『プレデター: バッドランド』は良作?駄作?...批評…
  • 10
    「路上でセクハラ」...メキシコ・シェインバウム大統…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 3
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 8
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中