ニュース速報

ワールド

米NIH、コロナ薬の服用延長の必要性をファイザーと研究へ

2022年05月19日(木)12時02分

米政権の医療顧問トップのファウチ国立アレルギー感染症研究所長は18日の記者会見で、米ファイザーの新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「パクスロビド」を投与終了後の症状再発を防ぐ目的で現在の規定より長く服用する必要性を見極める研究について、国立衛生研究所(NIH)とファイザーが協議していると明らかにした。写真は2021年11月に取得(2022年 Pfizer/Handout via REUTERS/File Photo)

[18日 ロイター] - 米政権の医療顧問トップのファウチ国立アレルギー感染症研究所長は18日の記者会見で、米ファイザーの新型コロナウイルス感染症の経口治療薬「パクスロビド」を投与終了後の症状再発を防ぐ目的で現在の規定より長く服用する必要性を見極める研究について、国立衛生研究所(NIH)とファイザーが協議していると明らかにした。数日内に研究についての方向性が出てくるとの見通しを示した。

パクスロビドはセットで1日2回、5日間服用する。米国でのこれまでの投与実績は66万人分以上。しかし、5日間服用を終え、改善した後に症状がぶり返す事例が一部で報告されている。ただ、そうしたぶり返しがどれぐらい多いのかは分かっていない。

米食品医薬品局(FDA)は、5日間の服用をもう1度繰り返すことや、あるいは5日間でなく10日間にすることが妥当だとの科学的論拠は現状ではないとしている。

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

SOMPO、農業総合研究所にTOB 1株767円で

ワールド

中国、米が国防政策を歪曲と批判 対インド関係巡り

ワールド

中国、米国の台湾への武器売却を批判 「戦争の脅威加

ビジネス

11月ショッピングセンター売上高は前年比6.2%増
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 2
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足度100%の作品も、アジア作品が大躍進
  • 3
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...どこでも魚を養殖できる岡山理科大学の好適環境水
  • 4
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 5
    ジョンベネ・ラムジー殺害事件に新展開 父「これま…
  • 6
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツ…
  • 7
    ノルウェーの海岸で金属探知機が掘り当てた、1200年…
  • 8
    ゴキブリが大量発生、カニやロブスターが減少...観測…
  • 9
    「個人的な欲望」から誕生した大人気店の秘密...平野…
  • 10
    「時代劇を頼む」と言われた...岡田准一が語る、侍た…
  • 1
    「食べ方の新方式」老化を防ぐなら、食前にキャベツよりコンビニで買えるコレ
  • 2
    【過労ルポ】70代の警備員も「日本の日常」...賃金低く、健康不安もあるのに働く高齢者たち
  • 3
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦…
  • 10
    待望の『アバター』3作目は良作?駄作?...人気シリ…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 6
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 7
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
  • 8
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
  • 9
    健康長寿の鍵は「慢性炎症」にある...「免疫の掃除」…
  • 10
    兵士の「戦死」で大儲けする女たち...ロシア社会を揺…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中