ニュース速報

ワールド

再送-ECB、戦略見直しで進展 物価目標など議論=ラガルド総裁

2021年06月21日(月)14時56分

6月20日、 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁(写真)は週末にフランクフルト近郊のホテルで開いたECB当局者会合で、ECBが気候変動対策で果たす役割やインフレ目標を巡る指針の見直しなど、戦略目標の再構築について「順調な進展」が得られたと述べた。フランクフルトで2020年3月撮影(2021年 ロイター/Kai Pfaffenbach)

[フランクフルト 20日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は20日、週末にフランクフルト近郊のホテルで開いたECB当局者会合で、ECBが気候変動対策で果たす役割やインフレ目標を巡る指針の見直しなど、戦略目標の再構築について「順調な進展」が得られたと述べた。

ラガルド総裁は議論の結果について詳細を明らかにせず、ECBのインフレ目標と対象期間、気候変動と金融政策の関連性、中銀のコミュニケーションの近代化が議題になったと述べるにとどめた。

会合後の声明では「掘り下げた議論ができたことを喜ばしく思う。将来の金融政策戦略の具体的な特徴を形作る上で順調な進展があった」とした。

ECBは昨年初めに政策枠組みの見直しに着手、今年後半の完了を目指しているが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により作業に遅れが生じていた。週末に開いた3日間の会合は、この議論に弾みをつける狙いで、理事会メンバー25人が参加した。

インフレ目標については、「2%を下回るがこれに近い水準」​から2%に変更し、インフレ低迷期間が続いた場合に2%を超えるインフレを容認することがほぼ確実とみられている。

家計の住居費上昇を考慮するため代替のインフレ指標を検討する可能性や、独自のインフレ数値を算出する可能性もある。

気候変動については、炭素排出量が少ない企業や削減努力をしている企業を債券買い入れで優先するなど、何らかの形でECBの検討事項の一部になる公算が大きい。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は20日、週末にフランクフルト近郊のホテルで開いたECB当局者会合で、ECBが気候変動対策で果たす役割やインフレ目標を巡る指針の見直しなど、戦略目標の再構築について「順調な進展」が得られたと述べた。

*午前7時22分に配信した際、誤った写真を添付していました。ラガルド総裁の写真に差し替え再送します。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米戦闘機、イラン上空で撃墜 対イラン攻撃開始後初

ビジネス

米3月雇用者数17.8万人増、過去15カ月で最多 

ワールド

トランプ氏、ホルムズ海峡「時間あれば開放できる」 

ビジネス

為替の動きは石油市場に引きずられている、法的に可能
MAGAZINE
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
特集:日本企業に迫る サステナビリティ新基準
2026年4月 7日号(3/31発売)

国際基準の情報開示や多様な認証制度──本当の「持続可能性」が問われる時代へ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    イラン戦争の現実...アメリカとイスラエル、見え始めた限界
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅…
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    「考えの浅い親」が子どもに言ってしまっている口ぐ…
  • 7
    『ナイト・エージェント』主演ガブリエル・バッソが…
  • 8
    中国は「アカデミズムの支配」を狙っている? 学術誌…
  • 9
    血圧やコレステロール値より重要?死亡リスクを予測…
  • 10
    満を持して行われたトランプの演説は「期待外れ」...…
  • 1
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 2
    「水に流す」日本と「記憶する」韓国...気候と地理が育んだ「国民意識の違い」とは?
  • 3
    攻撃開始日も知っていた?──イラン戦争を巡る巨額取引、インサイダー疑惑が市場に波紋
  • 4
    記憶を定着させるのに年齢は関係ない...記憶の定着度…
  • 5
    なぜイスラエルは対イラン戦争を支持するのか...「イ…
  • 6
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 7
    オランウータンに「15分間ロックオン」された女性のS…
  • 8
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?..…
  • 9
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反…
  • 10
    年金は何歳からもらうのが得? 男女で違う「最適な受…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    「根底にあるのは怒り」...日本の「3Dプリンター住宅」企業が救う、ウクライナの未来
  • 4
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...…
  • 5
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 10
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中