ニュース速報

ワールド

中国、G7声明を非難 「中傷やめるべき」

2021年06月14日(月)15時43分

在英中国大使館は14日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の共同声明は中国の内政に甚だしく干渉していると非難し、中国への中傷を停止するよう要求した。写真はサミット会場となった英国南西部コーンウォールのホテルに開催前から掲げられていたG7のロゴ。撮影は5月24日。(2021年 ロイター/Toby Melville)

[北京 14日 ロイター] - 在英中国大使館は14日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)の共同声明は中国の内政に甚だしく干渉していると非難し、中国への中傷を停止するよう要求した。

G7は対立や摩擦を人為的に生み出す代わりに、国際協調推進につながる取り組みを強化すべきだと主張した。

G7サミットは13日発表した共同声明で、中国に対して新彊ウイグル自治区での人権尊重、香港の高度の自治を求めたほか、東・南シナ海での一方的措置に反対する姿勢を示した。台湾海峡の平和と安定についても強調し、問題の平和的解決を促した。

在英中国大使館は、新疆ウイグル自治区、香港、台湾への言及に強い不満と断固とした反対を表明。事実が歪められており、「米国など一部の国の悪意」がむき出しにされていると批判した。

また、新型コロナウイルスが依然として猛威を振るい、世界経済が低迷する中、国際社会には全ての国の結束と協力が必要であり、「徒党を組んだ」パワーポリティックスで分断の種をまくべきではないと指摘した。

中国は平和を愛する国であり、協力を提唱しているが、譲歩できる最低値もあると表明。「中国の内政に干渉すべきではない。中国の評判を傷つけてはならない。中国の国益を侵害してはならない」と述べた。

さらに「国の主権、安全保障、開発利益を断固として守り、中国に対するあらゆる種類の不当行為と侵害に断固として反撃する」とした。

サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は13日、G7サミットについて、民主主義の保護や技術競争などさまざまな課題で中国と「対抗し競う」必要性を巡り各国首脳が結束したとの認識を示した。

在英中国大使館は「米国などG7諸国は、事実を尊重し、状況を理解し、中国に対する中傷をやめ、中国の内政干渉を中止し、中国の国益を損なうことをやめるべきだ」と主張。

G7が共同声明で新型コロナウイルスの発生源について徹底的な調査を求めたことについては、起源に関する調査を政治問題化すべきではないとし、中国と世界保健機関(WHO)の共同専門家チームが、WHOのルールに基づき独立した調査を実施していると指摘した。

「米国などの政治家は、事実と科学を無視して、共同専門家チームの報告書を公然と疑問視し、否定し、中国を不当に批判している」と述べた。

*内容を追加しました。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

EU、エネ価格高騰で一時的措置検討へ 減税など視野

ビジネス

今年の財貿易伸び1.9%に鈍化、WTO予想 イラン

ビジネス

EUのエネルギー高騰対策、一時的かつ的絞るべき=E

ビジネス

中国レアアース磁石輸出、1─2月は前年比8.2%増
MAGAZINE
特集:イラン革命防衛隊
特集:イラン革命防衛隊
2026年3月24日号(3/17発売)

イスラム神権国家を裏からコントロールする謎の軍隊の歴史と知られざる実力

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え時の装いが話題――「ファッション外交」に注目
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    韓国製ミサイル天弓-II、イラン戦争で96%迎撃の衝撃 ──「成功」が招く自国防衛の弱体化
  • 4
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 5
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 6
    原油高騰よりも米国経済・米株市場の行方を左右する…
  • 7
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する…
  • 8
    「マツダ・日産・スバル」が大ピンチ?...オーストラ…
  • 9
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 10
    トランプ暴走の余波で加熱するW杯「ボイコット論」..…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期スペイン女王は空軍で訓練中、問われる「軍を知る君主」
  • 3
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が発生し既に死者も、感染源は「ナイトクラブ」
  • 4
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 5
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
  • 6
    第6回大会を終えて曲がり角に来たWBC
  • 7
    【衛星画像】イラン情勢緊迫、米強襲揚陸艦「トリポ…
  • 8
    ズボンを穿き忘れてる! 米セレブ、下を穿かず「目の…
  • 9
    住宅建設予定地に眠っていた「大量の埋蔵金」...現在…
  • 10
    「ネタニヤフの指が6本」はなぜ死亡説につながったの…
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 7
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 10
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中