ニュース速報

ワールド

ペルー大統領選、カスティジョ氏が過半数 当選まだ確定せず 

2021年06月11日(金)09時15分

6月10日、南米ペルーの大統領選決選投票で、選挙管理当局は審査が必要な疑問票などを除く開票結果を公表、急進左派ペドロ・カスティジョ氏(写真)がアルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派ケイコ・フジモリ氏を得票数で約7万票上回り、過半数を獲得した。写真は8日、リマで開かれた集会で撮影(2021年 ロイター/Sebastian Castaneda)

[リマ 10日 ロイター] - 南米ペルーの大統領選決選投票で、選挙管理当局は審査が必要な疑問票などを除く開票結果を公表、急進左派ペドロ・カスティジョ氏がアルベルト・フジモリ元大統領の長女で中道右派ケイコ・フジモリ氏を得票数で約7万票上回り、過半数を獲得した。ケイコ氏は敗北を認めておらず、十分な根拠を示さず不正を主張している。

開票率99.3%で、カスティジョ氏の得票率は50.2%と、ケイコ氏を0.4%ポイントの僅差でリードした。

ケイコ氏は約50万票が不審だとして無効化を求めている。ツイッターに「われわれは最後の一票まで、ペルー国民の正当な権利を擁護する」と投稿した。

カスティジョ氏の政党「自由ペルー」は不審な行為の証拠はないとした。選挙の独立監視団は、投票は公正に行われたとしている。

選挙プロセスの合法性を監視する全国選挙審議会(JNE)倫理審判所は10日、証拠を示さずに選挙結果に疑義を呈するのは「無責任」と断じた。

米政府は、ペルーの選管当局は不正疑惑の調査を認められるべきだとコメント。米国務省の報道官は「正当に選ばれた候補と協力するのを楽しみにしている」と述べた。

一方、中南米諸国では、カスティジョ氏の勝利を祝う動きが既に広がっている。

アルゼンチンのフェルナンデス大統領は、世界の首脳で初めて、カスティジョ氏に祝意を伝えた。ツイッターでカスティジョ「次期大統領」と連絡を取ったと述べ、中南米の利益のために連携を望むと表明した。

ペルーの現暫定政府は声明で、選管当局は最終選挙結果をまだ正式に発表していないとして、フェルナンデス氏のコメントに抗議したと明らかにした。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

イランで大規模デモ、景気低迷への抗議で死者も トラ

ワールド

イエメン、分離派抑え込みに作戦実施 「平和的」と主

ワールド

シャンパンボトルの花火が原因か、40人死亡のスイス

ワールド

ベネズエラ大統領、米と関係改善意向 麻薬協議・投資
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙」は抑止かそれとも無能?
  • 3
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 4
    感じのいい人が「寒いですね」にチョイ足ししている…
  • 5
    【現地発レポート】米株市場は「個人投資家の黄金時…
  • 6
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 7
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 8
    日本人の「休むと迷惑」という罪悪感は、義務教育が…
  • 9
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 10
    「断食」が細胞を救う...ファスティングの最大効果と…
  • 1
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 2
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 3
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 6
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 10
    【世界を変える「透視」技術】数学の天才が開発...癌…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中