ニュース速報

ワールド

インドの新型コロナ死者、2日連続で4000人超える

2021年05月13日(木)15時55分

 5月13日、インド保健省が発表した新型コロナウイルス感染による死者は、過去24時間で4120人と、2日連続で4000人を超えた。写真は12日、コルカタで遺体を運ぶ医療関係者(2021年 ロイター/Rupak De Chowdhuri)

[ベンガルール/ニューデリー 13日 ロイター] - インド保健省が13日発表した新型コロナウイルス感染による死者は、過去24時間で4120人と、2日連続で4000人を超えた。

新規の感染者は36万2727人。4日連続で40万人を下回った。農村部で感染が拡大しており、検査不足で報告されていない感染例もあるとみられている。

専門家は感染がいつピークに達するかは不透明と話しており、国内外で流行している変異ウイルスの感染力に対する懸念が強まっている。

米ミシガン大学のブラマー・ムカジー教授(疫学)は、大半の予測モデルでは感染が今週ピークに達する見通しだとし、今後そうした兆しが出てくるかもしれないと指摘した。

ただ、新規の感染者数は医療体制の逼迫につながる水準で、同教授は「慎重な楽観論がキーワードだ」だとツイッターに投稿している。

特に状況が深刻なのは、人口が最も多いウッタルプラデシュ州の農村部。火葬場の処理が追い付かず、火葬用のまきも不足していることから、同州を流れるガンジス川で遺体を清める姿が見られる。

著名活動家で野党政治家のヨゲンドラ・ヤダフ氏は「公式統計ではウッタルプラデシュ州の惨状は分からない」と地元メディアに寄稿。対策の不足、検査施設の不足、検査の制限、検査結果の報告の遅れなどで、事実上誰も検査を受けていない村が多数あると述べた。

ワクチン接種にも遅れが出ている。ハイテク産業の中心都市ベンガルールがあるカルナタカ州と、ムンバイがあるマハラシュトラ州では、45歳以上の2回目の接種を優先するため、18─44歳のワクチン接種を一時停止すると発表している。

政府統計によると、ワクチン接種が完全に終わった人は13日時点で3820万人強と、人口の約2.8%にとどまっている。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ベネズエラ、今月初めの米軍による攻撃で兵士47人死

ワールド

EU、重要インフラでの中国製機器の使用を禁止へ=F

ワールド

イラン抗議デモ、死者3000人超と人権団体 街中は

ワールド

韓国、米のAI半導体関税の影響は限定的 今後の展開
MAGAZINE
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
特集:総力特集 ベネズエラ攻撃
2026年1月20日号(1/14発売)

深夜の精密攻撃でマドゥロ大統領拘束に成功したトランプ米大統領の本当の狙いは?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世界一危険」な理由
  • 2
    世界最大の埋蔵量でも「儲からない」? 米石油大手がベネズエラ投資に慎重な理由
  • 3
    ピラミッドよりも昔なのに...湖底で見つかった古代の船が明かす、古代の人々の「超技術」
  • 4
    韓国『日本人無料』の光と影 ── 日韓首脳が「未来志向…
  • 5
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 6
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 7
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率…
  • 8
    イランの大規模デモ弾圧を可能にした中国の監視技術─…
  • 9
    日中関係悪化は日本の経済、企業にどれほどの影響を…
  • 10
    鉛筆やフォークを持てない、1人でトイレにも行けない…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 3
    【クイズ】韓国を抜いて1位に...世界で最も「出生率が低い」のはどこ?
  • 4
    中国が投稿したアメリカをラップで風刺するAI動画を…
  • 5
    上野公園「トイレ騒動」に見る、日本のトイレが「世…
  • 6
    世界初で日本独自、南鳥島沖で始まるレアアース泥試…
  • 7
    Netflix『ストレンジャー・シングス』最終シーズンへ…
  • 8
    正気を失った?──トランプ、エプスタイン疑惑につい…
  • 9
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 10
    母親が発見した「指先の謎の痣」が、1歳児の命を救っ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 8
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 9
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 10
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中