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インド、コロナ死者が過去最多 多くの地域で都市封鎖

2021年04月20日(火)18時34分

 4月20日、インド政府は、新型コロナウイルス感染による1日当たりの死者が1761人と、過去最多を記録したことを明らかにした。写真はアフマダバードで14日撮影(2021年 ロイター/Amit Dave)

[ベンガルール 20日 ロイター] - インド政府は20日、新型コロナウイルス感染による1日当たりの死者が1761人と、過去最多を記録したことを明らかにした。

国内の多くの地域でロックダウン(都市封鎖)が導入されている。

保健省によると、新規の感染者は25万9170人で、世界最多。1日当たりの感染者は6日間にわたって20万人を超えている。

累計の感染者は1532万人で、米国に次いで世界で2番目に多い。

感染者が急増しているデリーは、19日遅くから6日間のロックダウンを導入。

デリーや、人口が最も多いウッタルプラデシュ州では、家族の入院先を探してほしいとの投稿がツイッターで相次いでいるほか、酸素や治療薬の「レムデシビル」が極端に不足しているとの報告も出ている。

累計の死者は18万0530人で、米国の56万7538人を大幅に下回っているが、専門家は統計から漏れている死者がいると警告。医療体制が逼迫(ひっぱく)しており、今後、死者が急増する恐れがあるとの見方を示している。

関係者や地元メディア、政府統計によると、すでに複数の主要都市で、公式統計の死者を大幅に上回る火葬・埋葬が行われている。

モディ首相は19日、ワクチン接種の対象を5月1日から18歳以上にするよう指示。政府によると、同国では1億0850万人が1回目のワクチン接種を受けているが、同国の人口は13億人で、接種率は低い。

ロイター
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