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中国のコロナ新規感染、144人に増加 春節の帰省に検査義務付け

2021年01月21日(木)16時07分

中国国家衛生健康委員会によると、中国本土で20日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は144人だった。北京で2020年5月撮影(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins)

[上海/北京 21日 ロイター] - 中国国家衛生健康委員会によると、中国本土で20日に新たに確認された新型コロナウイルス感染者は144人だった。今月14日と同水準で、昨年3月1日以降で最多となった。

上海では2カ月ぶりに感染者が3人確認された。各地で感染拡大のリスクが高まっている。

当局は、2月の春節(旧正月)休暇中に帰省などで移動する人に対し、ウイルス検査での陰性証明を義務付ける方針を明らかにした。

北京に隣接する河北省、北東部の吉林省、黒竜江省は、感染拡大を受けて、ここ数週間で厳格なロックダウン(都市封鎖)を導入。中国当局は春節休暇中も外出を控えるよう要請している。

新規の国内感染者126人のうち、68人は黒竜江省、33人は吉林省、20人は河北省の患者だった。黒竜江省の新規感染者は1日としては過去最多となった。

中国が確認された症例に分類していない無症状感染者の数は113人で、前日の58人から増加した。

これまでに本土で確認されている感染者は累計8万8701人、死者は4635人。

国家衛生健康委員会はインターネットに掲載した通知で、春節休暇中に省をまたいで地方に帰省する人は、出発前7日以内にウイルス検査を受け、陰性結果を得る必要があると明らかにした。

低温保存の輸入品を扱う人や隔離施設の従業員などは、省内にとどまる場合でも陰性証明の提示が求められる。

中国当局は現在の流行について、地方の感染対策や冷凍輸入品の扱いなどが弱点となって広がった面があるとみている。

ロイター
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