ニュース速報

ワールド

OPECプラス、29日に非公式会合=関係筋

2020年11月29日(日)11時34分

石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OEPCプラス」は、29日に非公式でオンライン会合を行う。事情に詳しい関係筋が、ロイターに明らかにした。2016年9月、アルジェリアで撮影(2020年 ロイター/Ramzi Boudina)

[モスクワ/ドバイ 27日 ロイター] - 石油輸出国機構(OPEC)とロシアなど非加盟産油国で構成する「OEPCプラス」は、29日に非公式でオンライン会合を行う。事情に詳しい関係筋が、ロイターに明らかにした。来週予定している閣僚級会合を前に、当初予定していた28日から1日遅れの開催となる。延期の理由は不明。

OPECプラスは、来年1月1日から減産体制を緩和するか、現在の減産規模を維持するかを協議している。会合は30日と12月1日に開催される予定だ。

新型コロナウイルスの感染再拡大により、燃料需要が弱くなっているため、OPECプラスは増産の延期、またはさらなる減産を検討しているところだ。

こうした中、ナイジェリアのブハリ大統領は26日、自国経済を下支えし、貧困層が多い国民のためのインフラを構築するためには、増産の必要があると発言した。声明で、ブハリ氏はOPECに対し、減産量を各国に割り当てる際には、こうした点を考慮するよう求めた。

同国は今月、アグバミ油田をコンデンセート(超軽質原油)へと分類することで、減産の割り当て枠を再評価するようOPECに申し出た。これにより、ナイジェリアの減産の順守状況は改善する公算が大きい。

ただ、OPEC議長国を務めるアルジェリアは、減産枠を変更しようとする試みは、市場崩壊を招く可能性があると指摘している。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾最大野党主席、中国版インスタの禁止措置は検閲と

ビジネス

ドイツ景気回復、来年も抑制 国際貿易が低迷=IW研

ワールド

台湾、中国の軍事活動に懸念表明 ロイター報道受け

ビジネス

市場動向を注視、為替市場で一方向また急激な動きもみ
MAGAZINE
特集:日本時代劇の挑戦
特集:日本時代劇の挑戦
2025年12月 9日号(12/ 2発売)

『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』......世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』の大志

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 2
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させられる「イスラエルの良心」と「世界で最も倫理的な軍隊」への憂い
  • 3
    高市首相「台湾有事」発言の重大さを分かってほしい
  • 4
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 5
    「ボタン閉めろ...」元モデルの「密着レギンス×前開…
  • 6
    ロシアはすでに戦争準備段階――ポーランド軍トップが…
  • 7
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 8
    「ロシアは欧州との戦いに備えている」――プーチン発…
  • 9
    左手にゴルフクラブを握ったまま、茂みに向かって...…
  • 10
    見えないと思った? ウィリアム皇太子夫妻、「車内の…
  • 1
    7歳の息子に何が? 学校で描いた「自画像」が奇妙すぎた...「心配すべき?」と母親がネットで相談
  • 2
    100年以上宇宙最大の謎だった「ダークマター」の正体を東大教授が解明? 「人類が見るのは初めて」
  • 3
    戦争中に青年期を過ごした世代の男性は、終戦時56%しか生き残れなかった
  • 4
    128人死亡、200人以上行方不明...香港最悪の火災現場…
  • 5
    イスラエル軍幹部が人生を賭けた内部告発...沈黙させ…
  • 6
    【銘柄】関電工、きんでんが上昇トレンド一直線...業…
  • 7
    【クイズ】世界遺産が「最も多い国」はどこ?
  • 8
    人生の忙しさの9割はムダ...ひろゆきが語る「休む勇…
  • 9
    【クイズ】17年連続でトップ...世界で1番「平和な国…
  • 10
    日本酒の蔵元として初の快挙...スコッチの改革に寄与…
  • 1
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 2
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 3
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 6
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 7
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
  • 8
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中