ニュース速報

ワールド

スウェーデン中銀、量的緩和拡充 コロナ第2波で景気下支え

2020年11月26日(木)19時59分

 11月26日、スウェーデン中央銀行は資産買い入れプログラムの規模を拡大し、期間も延長すると発表した。写真は2016年8月、同中銀前で撮影(2020年 ロイター/Violette Goarant)

[ストックホルム 26日 ロイター] - スウェーデン中央銀行は26日、主要政策金利を予想通りゼロ%に据え置く一方で、量的緩和措置である資産買い入れプログラムの規模を2000億クローナ(234億7000万ドル)拡大し、期間も2021年末に延長すると発表した。新型コロナウイルス流行が再び拡大する中、経済を下支えする。

欧州では新型コロナの感染拡大が再び深刻になり、各国がロックダウンを再導入。スウェーデンも行動制限を強化しており、過去最悪の8.3%のマイナス成長を記録した第2・四半期ほどでないにしても、今後数カ月間に景気回復が失速すると予想されている。

中銀は声明で「理事会は資産買い入れを5000億クローナ(586億4000万ドル)から7000億クローナに引き上げ、2021年12月31日まで延長することを決定した」と表明。「資産買い入れプログラムの規模拡大と期間延長により、包括的な金融政策支援を必要な期間続けることを明確にする」とした。

買い入れ規模や期間の拡充に加え、買い入れ対象に財務省短期証券、中央政府と地方自治体のグリーンボンド(環境債)を加え、第4・四半期に買い入れペースを加速させる。

キャピタル・エコノミクスはノートで「資産買い入れプログラムの拡充は、第4・四半期に景気が下振れするのを(スウェーデン中銀が)座視しない姿勢の表れだ」と指摘した。

今回の政策決定には、ブレマン副総裁とフローデン副総裁が反対した。ブレマン氏は買い入れ規模の1000億クローナ拡大を主張、フローデン氏は、緩和的スタンスを必要な間維持すると確約するのにとどめるよう主張した。

*内容を追加し、カテゴリーを変更しました。

ロイター
Copyright (C) 2020 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

高市首相、応援演説で円安メリットに言及 米関税のバ

ワールド

米政府機関の一部が閉鎖、短期間の公算 予算案の下院

ビジネス

中国1月製造業PMIが50割れ、非製造業は22年1

ワールド

トランプ氏、労働統計局長にベテランエコノミスト指名
MAGAZINE
特集:高市 vs 中国
特集:高市 vs 中国
2026年2月 3日号(1/27発売)

台湾発言に手を緩めない習近平と静観のトランプ。激動の東アジアを生き抜く日本の戦略とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 2
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵士供給に悩むロシアが行う「外道行為」の実態
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    日本はすでに世界第4位の移民受け入れ国...実は開放…
  • 5
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパ…
  • 6
    麻薬中毒が「アメリカ文化」...グリーンランド人が投…
  • 7
    日本経済を中国市場から切り離すべきなのか
  • 8
    秋田県は生徒の学力が全国トップクラスなのに、1キロ…
  • 9
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」と「フリース」に移った日
  • 3
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界でも過去最大規模
  • 4
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 5
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「…
  • 6
    一人っ子政策後も止まらない人口減少...中国少子化は…
  • 7
    スペースXの宇宙飛行士の帰還が健康問題で前倒しに..…
  • 8
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 6
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 7
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 8
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中